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2006.05.01
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カテゴリ:学校
カード手引き


これは先週小姐1号が学校から持ち帰った小冊子である。
小学1年生から3年生向けに作られたらしい。

現在の台湾はクレジットカードによる借金苦での家庭崩壊、
事件や事故が多発しており、
その比は日本とは比べ物にならないのではないかと思う。

私が個人的に思うに、クレジットカードに対する認識不足が
こういった現象を引き起こしたと思う。
『借りたら返す』の基本がどうもなっていない気がするのだ。
いや、『借りたら返す』の前に、『借りたものをどうやって返すか?』と
いう計画ができていない人が多いように思う。
まあ、あくまでも私の個人的な意見なので台湾人が皆そうであるわけ
ではありませんので、誤解のないように。

それに加えて、このことが問題になる以前は道端で簡単にカードが
作れてしまう情況でもあった。
道路に簡易テーブルを置き、その場で申し込み用紙に記入するだけで
勤め人はもちろん、学生にも簡単にカードが発行されていた。
そして驚いたことに、請求書の送付先を勤務先など自宅以外に
指定できるのだから、奥さんに内緒で・・ってことも可能であったのだ。

こんな状況なのだから返済苦に陥るのも
わからないわけではないと思うのだ。
で、さすがに政府も黙っていられなくなったらしく、
路上でのカード申し込みなどは規制が出来、
今はほとんど見かけなくなった。
そして返済がどうしても出来ない人たちを対象に
『利息分を免除し元本だけを返済』
という形の救済策を期間限定で実施したりしていた。

その政府対策の一環として子供たちにこのような小冊子を
作ったのではないかと思うが、
この様な知識がまだまだ一般的ではなかったのか?!と
なんだか少し悲しい思いが湧き出てきた。
だからこれからの子供たちには
自分の親の世代の失敗で学んだことを、
正しい知識として身につけ、
同じ過ちを犯さないようになって欲しいと願うのであった。





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Last updated  2006.05.01 13:34:32
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