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テーマ:オール台湾!(1573)
カテゴリ:学校
これは先週小姐1号が学校から持ち帰った小冊子である。 小学1年生から3年生向けに作られたらしい。 現在の台湾はクレジットカードによる借金苦での家庭崩壊、 事件や事故が多発しており、 その比は日本とは比べ物にならないのではないかと思う。 私が個人的に思うに、クレジットカードに対する認識不足が こういった現象を引き起こしたと思う。 『借りたら返す』の基本がどうもなっていない気がするのだ。 いや、『借りたら返す』の前に、『借りたものをどうやって返すか?』と いう計画ができていない人が多いように思う。 まあ、あくまでも私の個人的な意見なので台湾人が皆そうであるわけ ではありませんので、誤解のないように。 それに加えて、このことが問題になる以前は道端で簡単にカードが 作れてしまう情況でもあった。 道路に簡易テーブルを置き、その場で申し込み用紙に記入するだけで 勤め人はもちろん、学生にも簡単にカードが発行されていた。 そして驚いたことに、請求書の送付先を勤務先など自宅以外に 指定できるのだから、奥さんに内緒で・・ってことも可能であったのだ。 こんな状況なのだから返済苦に陥るのも わからないわけではないと思うのだ。 で、さすがに政府も黙っていられなくなったらしく、 路上でのカード申し込みなどは規制が出来、 今はほとんど見かけなくなった。 そして返済がどうしても出来ない人たちを対象に 『利息分を免除し元本だけを返済』 という形の救済策を期間限定で実施したりしていた。 その政府対策の一環として子供たちにこのような小冊子を 作ったのではないかと思うが、 この様な知識がまだまだ一般的ではなかったのか?!と なんだか少し悲しい思いが湧き出てきた。 だからこれからの子供たちには 自分の親の世代の失敗で学んだことを、 正しい知識として身につけ、 同じ過ちを犯さないようになって欲しいと願うのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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