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テーマ:オール台湾!(1573)
カテゴリ:独り言
先日のこと、朝からどうもお天気の様子がおかしくて、
雨が降ったり、やんだりの繰り返しだった。 夕方から仕事があるので、 外出する時に雨が降らなければいいのだが・・・と祈っていた。 その願いが通じたのか、相変わらずどんよりとした空であったが、 外出する時間まで雨が降らなかった。 きっと、このまま今日は降らないであろうと判断し、 子供たちを連れて家を出たのだが・・・ 家を出て3分ほど歩いた頃、 悲しいかな雨がポツリ、ポツリと落ちてきたのだ。 家に傘を取りに戻る時間もない。 が、バスに乗ってしまえばあとは傘がなくても 濡れずに行けるので、 とにかく子供たちとバス停まで走ることにした。 その途中、あるマンションの管理室の前を通りかかった時、 そこにいつも駐在しているオジさんが声をかけてきた。 『ここの傘、使いなさい。雨がひどいから!』 一瞬、どうしようかと迷ったのだが、 なにしろ子供たちをびしょぬれにするわけにいかないので、 お言葉に甘えて傘を借りることにした。 もちろんこのオジさんとは知り合いでないし、 話をしたこともなかった。 ただいつも子供たちを自転車で遊ばせる広場の近くなので 私はオジさんの顔を知っていたが。 ちょっと色が黒くて、背が高くてスラリとして、かなりの強面。 雰囲気はちょっとスマートな○○組の親分という感じ。 実は以前から怖そうな人だなぁ・・・と思っていたので、 声をかけてくれたことに少々戸惑った。(苦笑) が、オジさんの行為はとても心温まるものだったのだ。 見ず知らずの私たちを見かけてすぐに傘を貸してくれるなど、 なかなかできないことではないだろうか?! しかもかなりの強面なのに。(関係ないか・・・苦笑) 今日傘を返しに行ったら、相変わらずの強面ではあったが(笑) 話してみるととても気さくで楽しいオジさんであった。 『人は外見で判断しちゃいけない』と学ばせてもらい、 台湾人の他人(見ず知らずの人を含む)に対して発揮する優しさの 典型的な例を見せてもらったような出来事であった。 オジさん、多謝、多謝。 事情説明: こんな日は傘を持って出かけるべきなのはよくわかっているのだが 帰りは車で送ってもらえることになっているので、行く時にだけ 雨に当たらなければいい・・という事情で傘を持参しなかったのだ。 決して持つのが面倒とか、荷物が増えるから・・などという理由では なかったということを付け加えておく。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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