めざせ必撮！

今回から”エアレース”の写真紹介に入りますが、まずは”チャレンジャークラス”から。

”チャレンジャークラス(レース名はチャレンジャー・カップ)”は新人パイロットの登竜門として昨年度から設けられたレースです。
参加資格は”エアレース委員会”が規定する幾つかの条件(1.現役のエアロバティック／ディスプレイパイロット 2.FAIが主催する国際的な飛行大会の上位入賞者など…)を満たしている事が前提条件で、更に検定試験を行うキャンプに参加して”スーパーライセンス(限定)”を取得する必要があります。



参加資格を得たパイロットは主催者側が用意した”EA-300LX”に搭乗し、レースに出場する事になります。
訂正：”EA-330LX”でした。
写真は前回最後(午前9時頃撮影)の続きで、こちらは午後1時過ぎくらいの撮影です。
フレーム剥き出しだった機体が、数時間でほぼ組み上がった状態になっていました。



ただ1番機はまだでしたが…

”チャレンジャークラス”には8名のパイロットがいますが、”千葉ラウンド”に出場するのはその内の6名。
使用される”EA-300LX”は番号の通り3機なので、1機の機体を2人で使用する事になります。
訂正：”EA-330LX”でした。

全員参加しないのは、最低3戦出場すればシーズン記録として認められる(3戦以上出場した場合は上位3戦分が記録になる)からで、まだ有力なスポンサーが付いていない新人パイロットには全戦に出場するのは資金的にも困難(開催地への旅費等は自腹だそうです)と言う事もあります。



コクピット周辺をアップで。


シーズンを通じて好成績を収め、「上位の”マスタークラス”に参加する資格有り」と認められたパイロット(年間チャンピオンが繰り上がるとは限らない)には”スーパーライセンス(限定解除)”が発給され、正式に”レッドブルエアレース”パイロットになる事が出来ます。


ではここから”チャレンジャークラス”の飛行シーンを…との流れですが、ついでにコース説明も行います。


以前にも紹介した”レーストラック”。

スタートからゴールまで合計11のゲート(シケイン3本で1ゲート扱い)が設けられていますが、”チャレンジャークラス”では難易度を下げる為に第3ゲートを省略した10個のゲート通過でタイムを競います。



”スタート”シーン。

17日の”決勝”の写真で、使用レンズは400ミリＸ1.4。



2aシケイン。

16日の公式練習の写真で、使用レンズは400ミリ(トリミングしています)。



2bシケイン(トリミングしています)。

こちらも16日ですが、いちいち書くのも何なので曇りは16日、晴れは17日の写真と言う事で。



2cシケイン(トリミングしています)。



第3ゲート(トリミングしています)。



第4ゲートで折り返しのターン(トリミングしています)。

公式HPのコース説明では”バーティカルターン”となっていたので、真上に上昇するターンだと思っていたのですが、第5ゲートへの進入コースの関係からか、左斜め上方へのターンになっていました。

私から一番距離があるゲートなので、ここでのターンはあまり撮っていません(撮った写真もブレてしまって…)。



第5ゲートを抜けて第6(CHIBAと書かれた方)で右旋回(トリミングしています)。

ここからはこちらに機首を向けて飛んでくるので、更に気合を入れての撮影となります。

使用レンズは600ミリＸ1.4。



復路の7aシケイン(トリミングしています)。



7bシケイン。

7cを絡めての撮影はうまく出来なかったので省略します。



7cを抜けて第8ゲートに向かう際、コース修正の為に観客席側に背中を見せてくれる機体が多かったです。

第8ゲート通過シーンも省略…”マスタークラス”では何枚か紹介する予定です。



検見川浜側の第9ゲートを通過し、主催者側から”幕張ターン”との通称が付けられた右斜め上方へのターン(トリミングしています)。

ブレ気味ですが、成功判定の写真が無かったので…



”幕張ターン”の終盤、ここから機体の姿勢を戻し、後は一気にゴールへ。



と言う事で”ゴール”(トリミングしています)！

優勝はペトル・コプシュタイン選手で、タイムは56秒584。
獲得ポイントも18(アブダビでは2位で8ポイント)と現時点で1位となっています。

因みに最後の写真はテストパイロットのマイク・マンゴールド氏によるテストフライト時のモノ。
会場のモニターに結果が出るので、ペトル・コプシュタイン選手が何番機だったか記録しておけば良かったのですが…考えてみればモニター画面の写真を1枚撮るだけで済む訳で…失敗しました。


次回から”マスタークラス”の紹介に入ります。