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カテゴリ:陸自航空祭
かなりタイミングを外してしまいましたが今年の”降下訓練始め”での、とある”ハプニング”の紹介を。
本隊の降下地点を確保するため、先遣隊(かな?)を乗せた”UH-1J”が進入開始。 さすが空挺隊員!こんな場所に座っていても表情に余裕が見られます。 私の前を通過していよいよ着陸。 「例年より進入速度が速いな」と思いながら撮影していると… スキッド後部が地面にめり込むほどのハードランディング! 他の方が撮った動画を見ると機体後部まで接地していました。 その後バウンドして前のめりになり、スキッド前部と機首直下のワイヤーカッターが地面を掘り返します。 さすがにこの動きで1/125秒だとブレていますが… ようやく勢いが収まり、機体が水平に戻り始めたところで… パイロットは着陸中止を決断!再離陸しました。 そのまま強引に着陸を続行する事も出来たのでしょうが、進行方向の数十メートル先で報道カメラマン達が撮影していたので安全策をとったようです。 1回旋回して再進入。 今度は無事に着陸し… 隊員達が展開します。 シートベルト等で厳重に固定されていないような素早い動きで、最初の着陸の際に「よくそのまま座っていられたな」と感心してしまいました。 そして改めて離陸。 幸い地面が草地ですし、尻餅事故防止用に尾部にバンパー(かな?)も装備してますから、機体下部にも目立った損傷は見られません(日の丸側のワイヤーが垂れているように見えますが、これで通常の固定状態です)。 。 最初に”ハプニング”と書きましたがそれはあくまでも訓練での話で、実戦で敵に撃たれる可能性が高い場合はのんびり降りる訳には行きませんから、これ位の速度での着陸進入(草地の場合)は有りでしょう。 それよりも感心したのはパイロットの対応の素早さと、乗っていた隊員達のタフさです。 新年早々、面白いシーンを撮る事が出来ました(もうすぐ6月ですけど…)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.05.22 20:15:04
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