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カテゴリ:福祉
こんばんは。 今日の話はちょっと硬いです。 あしからず。 一昨日は、群馬県社会福祉士会の「リーガルソーシャルワーク研究会」に参加してきました。 法を犯してしまい、刑務所などの矯正施設内で日々、更生に向けて指導・教育等を受けている人たちの中には、障害や高齢により、出所後の安定した生活につながりにくい人が近年増加していると言われています。 そのため、出所後、行き場がなくて結局再犯を犯して再び刑務所に戻るケースが多々見られるとのことです。 刑務所が福祉の代替施設と化しているとも言える状況があるようです。 ※参考:山本譲司氏 http://www.jinken.ne.jp/other/yamamoto/index.html 再犯防止や、出所後の円滑な地域社会への移行のために、矯正施設内に社会福祉士の配置が進められています。また、福祉との連携を図るために、各都道府県に「地域生活定着支援センター」の整備も進んでいます。 私の住む群馬県でも関東で2番目の「地域生活定着支援センター」が今月開設されました。 私もかつて仕事で関わった知的障害のある方が触法行為により逮捕され、保護観察処分が下されたという経験があります。 保護観察所の観察官や、地域の保護司などによる指導が一定期間実施され、それらの方々と連携させていただいたりもしました。 再犯によって刑務所へ戻るということは、その方の場合にはありませんでしたが、金銭や異性に関するトラブルが少なくない方で、不安は拭えないままです。 家庭や、地域社会、雇用の受け皿などの環境整備が、再犯防止には必要不可欠であるようです。 研究会に参加して、「更生保護女性会」、「BBS会」、「協力雇用主」などの更生保護を支えるボランティアや団体があることを知りました。 ※更生保護を支える人々(http://www.moj.go.jp/hogo1/soumu/hogo_hogo04.html#07) 今後も月に1回のペースで研究会に参加する予定ですので、またここでもお伝えできたらと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月15日 23時09分28秒
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