夫と意見が分かれた。
原発は要るか、要らないか。
夫は言うんです。
「原発に代わるエネルギー無しに原発反対とか言ったってムリだろ」
「ほかのエネルギーなんて、そんな急に開発できないさ。金だってかかるんだから」
でもね、私は思うわけです。
『原発が安全なんてことはもう言えなくなったんやし、今日からは止める方向で考えようって何故言えへんのや?』
『原発が安いエネルギーなんてホンマに信じてんの?永久って言ってもいい放射性廃棄物質の管理のコストとか計算に入れてないんとちゃうん?』
夫と言い争ってもそれこそエネルギーの無駄なので、私は「あー」とか「そう」と生返事しておくけど。 内心は『オトコっていう奴らはアホなんか?頭がオメデタイんか?無知なんか?』って思っているわけ。
知人の家でも、この件では男たちとは意見が合わないって言ってた。
山岸凉子の「パエトーン」ウェブで公開されてますよ。
チェルノブイリ事故の後に描かれた漫画ですけど、よく勉強して書かれていると思います。原発と人類は共存できないって。
私、この漫画の内容と同じことは別の本で読んで知っていました。
「まだ間にあうのなら」というタイトルの冊子だったと思います。
今、残念なのは自分自身。知ってから25年間、成人として生きてきたのに、原発廃止に向かってなにもしなかった。何が出来るか今も分からない。それが悲しい。
一番身近な人である夫に、本当に考えていることを伝えることすら難しい。それが悲しいの。
重っ。聞き流してくださいね~。