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もなこのまなこ   .

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monaco7530

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2007.11.07
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入院2日目。41W2D。

夜中からずっと10~15分間隔の陣痛がある。
でもきっとこれは、そう強くはない陣痛なんだろう・・・という自覚がある。
そして。朝、おなかを撫でながら自然と言葉がでた。

「今日は一緒にがんばろうね。今日生まれてこようね。」

根拠はどこにもないけれど、なんとなく確信をもって今日生まれるんだとそのとき思った。

朝食をとり、シャワーまでして、すごく爽快な気分になる。
今日はがんばります(昨日はダメダメでごめんよ・・・ボソッ)と朝の巡回の看護婦さんに言う。

朝8:50 内診 子宮口は1cm開大 昨夜と変化なし
    このあと、シャワーをして、気持ちがシャンとなる。

朝9:30 NST 有効な自然陣痛はきていないことを確認

朝10:30 今日も誘発剤の点滴を開始 20mLから30分おきに5mLずつ増量
看護婦さんの話では、今日は45mLくらいで動きがあるかもよ~♪なんて。てことは午後2時くらいから何かが起こるかも・・・なわけね。ってことは夕方に出産かなぁ?などと思う。

     と、ここで経産婦さんが産気づいてやってくる。
     NSTで胎児の様子を・・・なんて言ってる間に子宮口8cm開大で分娩室へ
     (ほえぇぇ・・・!なんか産科って感じ~♪などとミーハー気分になるバカ
      ←わたしのことね)
     ちなみにこの産婦さんは12時すぎに出産をされたんだけど、分娩室と待機
     室の間の扉が開いていることが多くて、その産婦さんの「ひぃ~ひゃ~う
     ぅ~」って声が全部まる聞こえ。わたしあんなん耐えれるんやろか・・・とも
     のすごく不安になっていたら、実母が(勝手に)その扉をそっと閉じた(笑)

昼12:00 35mLまで増量したところで、だんだん気分が悪くなってくる。心臓が苦しくなってくるというか・・・あとでこれが「酸欠」に近い状況だったのだと知る。鈍感っていやぁね。昼食がきたけれども、リンゴ2切れがのったお皿以外はとてもじゃないけど食べる気がしない。そのリンゴも「食べたい」という欲求はあるのに、結局1切れを口に運ぶのがやっと。2切れめはずいぶんと長い間、握っていたけど、結局食べられなかった(食い意地だけはこんなときになっても・・・苦笑)

13:00 心臓が苦しくて吐き気もある、ということから30mLまで減量。あるようなないような痛みの間をぬってトイレへ・・・と思うけれどもトイレにたどりついて下着をおろすまでにものすごく時間がかかる。そして下着をおろすと大量の出血があって、びっくりする。しかもそのあと強い痛みが引っ切り無しにきて、トイレで動けなくなる・・・(倒れてるに違いないと思ったよ・・・とは実母談) なんとかトイレから出てきて出血の旨、報告。この頃、午前中に分娩室へ入った経産婦さんがカンガルーケア中で、看護士さんたちはドタバタの真っ只中。「もう少ししたら内診してみてもいいかもしれないね~」などと余裕のコメント。だのでわたしも「まだまだなんだろうな・・・(辛れぇな、おい)」と思っていた。

 その後、なんとなく力のやりどころに困るような気持ちになってくる。いま思うとこれが「いきみたいような気持ち」ってやつなんだね。んでも「まだまだ先」と思っているので必死に耐えてみる。なぜかハンカチを通して呼吸しないと落ち着かない(・・・火事?)
 なんとなくそわそわしていて看護士さんの内診が早くないかなぁ・・・と思う。きっと身体はちゃんと自分の変化に気付いていて、じきにくるタイミングを今や今やと待っていたんだろうね。

14:00 内診 看護士さんの「おおおっ?!!!」の声と同時に分娩室への移動がスタート。このときわたしの耳には入っていなかった(聞いてなかっただけ)けれど、もう赤ちゃんの頭がチビリっと見えていたらしい。
 夫チロさん「30分以内にできるだけ早急に、かつ落ち着いてゆっくり安全運転で来てください」と謎の指令を受ける。ウププ。

14:30 分娩室へ移動。「準備ができるまでもうちょっとだけいきむのは待ってね~」という指示。なんだかよくわからない気持ちのまま、深呼吸しようとするのがやっと(・・・たぶん深呼吸なんてできてなかった)

14:40 チロさん到着。早っ!!!会社のひとたちが「さっさと帰りなさい」と背中を押してくれたらしい。そもそも「早退したいって言い出せないよ、ぼく」なんて言ってたチロさんだけに、嬉しさひとしお。ホッとしてすごく気が楽になる。

というわけで分娩の準備も整い、チロさんも到着。本格的にお産がスタート!!!14:50のことでした。
と同時に、わたしの顔色がどんどん悪くなる。看護士さんたちに心配されるけれどももうなにがなんだかよくわかってないのでとりあえず「もともと顔色悪いから・・・」などと意味不明な返事。いきんでいいよ~といわれてからもなんとなく力が入らない。
先生が分娩室へ到着して、酸素をもらうことになる。

・・・これがよかった!ビバ!!酸素!!!!!すげぇ元気になる。地球から緑を救え!って思ったかどうかは謎だけどとにかく酸素がものすごくありがたかった。
冷静さを少しだけ取り戻したところで、指摘を受ける。

「monacoさん、いきみ方が違う!!分娩台のバーは握って持ち上げるように引くんだよ?それで足をふんばって・・・だよ?」


?!?!! ・・・・・・間違えてました。てへ。バーを足のほうへ押しやろうとしてました。どうりで力が入りづらいわけだよ。ほほほ。これで一気に力が入るようになる。


先生「あと少しだよ!!!がんばれ!!!!!!!」
私「(嬉)」
先生「あと少し!もう頭が500円玉くらいでてきてるよ?!!」
私「・・・それってまだまだっぽくないですか?・・・がっかり」
一同「(爆)」

などという会話がなされてから、本当に「あと少し」だった。いきむこと2~3回。
ついに仮名ちゃんが誕生!15:11の出来事でした。

ギャ~フギャ~~~~ギャ~~~!!!!

という力強い泣き声が響き渡る・・・かと思ったら。

フニャ・・・!

と1回泣いただけで終わったんでした。
胎盤は、なんだったか説明されたのに忘れてしまったけれど、おなかを押して出してもらうことに。
結局、自然の陣痛でなく薬による陣痛だけで(有効にいきめる時間がとっても短いのだ)産んだので、ずいぶんと会陰が切れたり裂けたりしたみたい。先生が縫ってくれる。


と、ここで本来は分娩台にのったままカンガルーケアなのだけれど。



実はわたしが分娩室に入ったときに。すでに次の産婦さん(すでに子宮口5センチ開大)が待機室に控えていたんでした。この方も経産婦さんだったので、すぐに分娩、ということになりそうな気配がムンムン。ともするとダブル出産??!などと騒がれていたけれどもそれはとりあえず回避され、わたしのお産が先におしまい。
でも「もうすぐにでも分娩室に移動になります」という担当看護士さんの声で、わたしはカンガルーケアを待機室に移動しておこなうことになる。
もうヘロンヘロンなのに、とにかくストレッチャーに転がるようにして移動して待機室のベッドへ。そこではじめて仮名ちゃんがわたしの胸のうえに。「感動!!!!」とかよりも「・・・いそがしい!」のほうが強かったかも(笑)
仮名ちゃんとの時間がはじまるやいなや、次の産婦さんが分娩室へ移動していったんでした。
実母、夫チロさん、いつのまにか義母までいて、みんな赤ちゃんが大好きなんだか写メが大好きなんだかわからないくらいパシャパシャパシャパシャやりよる。・・・騒々しい(ボソッ)


ちなみに。お昼にリンゴひときれだけ食べてお産にのぞんだわたしの、産後第一声はというと・・・

「おなかすいた・・・」

だったんでした。いやぁね。ホント。
そんなわけで、看護士さんに指示されて、カンガルーケアしながらわたしは義母差し入れの巻き寿司をぱくつく。カンガルーケアしながらもの喰らう女、monaco。てんでロマンチックでないの。


17:00頃に病室へ移動。この日は結局、3人のお産があってしかも病床はほぼ満床、なかでもわたしはいちばんお産が軽かったということで、病棟のいちばん奥の2人部屋へ。最初は個室を希望していたんだけども、「隣のかたはとっても気さくな方で、婦人科の患者さんなんだけど明日には退院されるからきっと明日からは2人部屋で個室扱いになると思うし・・・」と言われ案内される。婦人科の患者さんかぁ・・・となんとなく不思議に思いながらも、とにかく身体は疲れていたし、病室へ移動してゆっくりする。
夜になって実父も到着、夫チロさんはずいぶん長い間いてくれたし、大親友がかけつけてくれたりもして、わたしのベッドはあったかくて朗らかだった。わたしも幸せいっぱい!!!だったから、隣のベッドの患者さんの空気がだんだん変わっていってるのも気に留めていなかったんだ。夜に、赤ちゃんが部屋へやってきて、初の授乳をこころみる。ぜんぜんうまくいかなかったけれど、本当に幸せな気持ちでいっぱいになって、赤ちゃんと肌を密着させたんだった。

そしてしばらくして消灯の時間。
巡回の看護士さんが隣のベッドへやってきた。

そこからが大変な夜のはじまり。

どうも過去になにか辛いことがあったようで。わたしと同室であることが、彼女の傷に触れてしまったみたい。お見舞いの人がたくさんくること、赤ちゃんが部屋へやってくること、産科の看護士さんが頻繁に出入りすること、それらすべてが辛くて悲しくて・・・と号泣して婦人科の看護士さんに訴えるお隣さん。
全部聞こえてしまっているmonacoさん。

看護士さんが「診察室のベッドで今晩寝るのはどう?」と提案しても「いえ、わたしのワガママで病院に迷惑をかけるわけには・・・うぅっ(泣)」と断り、看護士さんが去ったあとは、すすり泣きっぱなし。(あるいは、大イビキで寝るか・・・の繰り返し)
ホント、困りはてた一夜でした。


そんなこんなでわたしのお産の一日は終わったのでした。


翌朝には、婦人科の患者さんは他の病室へ移動になり、わたしのあとにお産した方が隣へやってきたのでした。母子同室のペースもほぼ同じで、すごく心穏やかに過ごすことができて本当によかった。(婦人科の患者さんはその後も院内でわたしを見かけるたびに指さしてわたしの悪口かなにかを言ってるのを何度もみかけました。いろいろ事情があることも多いから基本的には婦人科と産科の病室はわけるハズなのにこの夜は満床で仕方なかったとはいえ・・・わたしが悪かったのかなぁ?)


勢いでかいた乱文につき、読みづらいところがたくさんあってゴメンナサイ。





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Last updated  2007.12.07 12:19:40
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