ありがとう日記

昨日、周期18日目で６回目のAIHをしてきました。

木曜日の診察で、のんびり卵ちゃんは私の叱咤激励？を
察知したのか20×19ミリに成長。内膜も13ミリで問題なし！
という事で、金曜日の夕方からAIHとなりました。

少し早く職場を抜け出して、夫から●～くんを受け取り病院へ。
いつもは３０分程度で濃縮が終わり、オペ室へ通されるのに
今日は遅い。５０分後ようやく呼ばれる。。。

オペ室を開けると、生まれたての赤ちゃんを抱いて横切るナース！
なんと出産直後だったのです。それで私のAIH開始が遅れていた模様。
オペ室は分娩台が２つ並んでいて、簡単な衝立で仕切ってある。
隣からは生まれたばかりの赤ちゃんの泣き声が。

私が分娩台へ横になると先生が来て夫の結果を見ている。
「うーーーん。旦那さん、良くないねぇ」と険しい顔で
数値が書いてある用紙を渡してくれた。
運動率は平均より良いが、濃度が17と薄い。(20以上が正常値)
そんなに悪い数値を見たのは初めてだった。
「あの、、、、妊娠できる可能性は？？？」と聞くと
「これが続くようなら体外も視野に入れた方がいいかなぁ」との返事。

それって、今からするAIHは可能性ゼロに近いって事だよね、、、、と
思ったら最高に凹んでしまった。
凹んでリラックスしてないものだから、器具を入れられても痛いし
チューブもなかなか入らず、先生も苦心されていた。

ようやく終わったら
「せっかくお腹を切った直後なのにね、、、、まぁ、また頑張りましょう」
との言葉。。。。。
いつもは前向きな言葉で励ましてくれるY先生が、こんな事を言うのは
珍しい。オペの執刀医でもある先生だから、妊娠して欲しいと願っての
言葉だったのか。とは思ったけれど。。。。
そんな先生の言葉だから余計に堪えた。
もうどうせダメなんだったら、お金を使ってAIHする意味はあったんだろうか？
と悲しくなった。

お隣では、妊婦さんの母、旦那様が相次いで登場した様子。
「よくがんばったな」「痛かったよー」とか、赤ちゃんを眺めて
「かわいいなぁ、早く会いたかったよ」という声がダイレクトに聞こえてくる。
衝立一枚で仕切られた空間に、真逆の人間がいる。。。。
なんだか無性に悲しくなって天井を見上げて涙を堪えた。
腰を上げて３０分間横になっていたが、その時間は拷問のようだった。
どうせダメなんだからもう帰りたい。ベットから下りたくなった。。。。

前の日記にも書いたけれど、夫は現在、学生で、最終学年になり
臨床実習で毎日２，３時間の睡眠しか取れてない。
その睡眠不足や疲労が今回の成績になったのかな…
でも今まで、濃度が60以上あっても私は妊娠できなかった。

夫のせいにしてはいけないと分かりながら、もし、今回が基準値以上の
成績であれば妊娠できていたのか？とも考えたり。。。。
今回の周期は仕事でも色々大変で、通院の時間、注射の通院もやりくりに
苦心した。自分でもラパロ後何かあるかも？と無意識のうちに期待してたかも
しれない。そんな不安定だった気持ちが一気に崩れていくようだった。

会計を済ませ駐車場から夫に電話し「成績があまり良くなく、先生からも
期待できないって言われた・・・」と告げると、睡眠不足の夫は
「そんなこと言っても俺はどうしようもない。レポート提出できんかったら
単位もらえないし、その為には眠れんのは仕方ない」と逆ギレされ、
それも辛かった。
（あとで謝ってくれたが、、、その時はかなり凹みました）

色んな気持ちがぐるぐる回り、帰りの車の中では涙が溢れた。
ラパロをして「もう泣きません」と宣言したのに。もう一ヶ月で崩れてる。
情けない・・・・・・・


そんな気持ちを、私のラパロ教師匠でもあるお友達にメールで打ち明けた所
すぐに電話をくれた。
ブラックユーモアたっぷりなアホ話を二人でしたら、すっと肩の力が抜けて楽になった。
過ぎたことを考えても仕方ないね。って思えた。

私には、こんなに心配してくれる人が居る。幸せな気分になった。
晩ご飯も要らない！って思ってたのに、抗生物質のお薬のまなきゃ。と
晩ご飯も食べた。(単細胞)

今回は可能性が格段に低くなったけど、次に挑戦するときは夫の実習も終わっているし
頑張ってみようと思う。（既に諦めてごめんなさい。。。）