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テーマ:アロマテラピー!(1426)
aroma accessory mikoma主宰による連載「aroma romantique -香りの文芸散策- 第3回」では『「かくれ文学者」尾崎翠のにおい感覚 』と題しまして、ナイーブな感性で独自の文学世界を展開した尾崎翠の作品にスポットをあててみました。 尾崎翠は、没後再認識された作家の一人です。林芙美子といった著名な作家との交流もあり、また、井伏鱒二、宇野千代ら戦後活躍する作家たちとともに文学誌に掲載されたこともありました。フェミニスト作家たちとの交流もあったものの、 精彩を放っているのは、そのような主義主張の出張ったものではなく、ごく個人的な感覚に基づいた作品であるところに、その本質があると思われます。 こんなに自分は懸命なのに、どうして、ずれてしまうのだろう…と、なにかにつけ泣き笑いしたくなってしまう、尾崎翠ワールドの女の子たち。それは、不器用で、自分らしさを強情なまでに譲れず、うまく世渡りできず、生きにくい人生を歩んだ、彼女自身を彷彿とさせます。 興味を持たれた方いらっしゃいましたら、ぜひ、読書の秋の一冊に、尾崎翠作品を! 画像:「aroma romantique -香りの文芸散策- 第3回」の イメージ写真のカラーバージョンです。尾崎翠の少女小説をイメージしたものです。 記事の詳細掲載のホームページ→aroma accessory mikoma お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.26 16:28:07
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