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テーマ:本日の1冊(3692)
カテゴリ:本の世界
和食から洋食、郷土色豊かなものから日常のひとコマとしてのもの、長寿食に健康食etc。朝ごはんを通して、日本各地のフードスタイルを紹介している本です。 写真は石川県珠洲市の鉱泉宿の朝ごはんです。 「大豆のポタージュ味噌風味」の呉汁、「ばあちゃんが、じいちゃんに食べさせるためだけに干している・・・ごくさらっと仕上げたひと塩、ほんまものの天日干し」のかますといわしの干もの、いしる大根、ひりょうず、「竹薮と杉林に囲まれた、老人一人の養鶏場」の「藁の付いた」卵、岩海苔、大根菜のおひたし。 「奥能登の風土に寄り添うよう」な「郷土の味覚の豊かさ」を味わえる朝ごはんです。 ・・・・・・ なぜでしょう。 朝にご飯を食べると、しゃっきりするのです。 DNAの中の日本人成分が目覚めた!って感じになるのです。 そんな時は、控えめでも芯の通っている自己主張や、和を持って尊しの精神や、目上を敬い弱きを慈しむ真っ当な心持ち等、見失われがちなことに思いを馳せ、まっすぐな気持ちで自分を振り返ることもできてしまいそうです。少し大げさかもしれませんが、そんな風に思えたり、きちんと食べることっていいナ!と思えたりして、うれしくなります、よい食の本との出会いには。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.16 20:39:30
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