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テーマ:本のある暮らし(3292)
カテゴリ:本の世界
『オロッコの娘』という小説があります。「樺太のツンドラ地帯」の遊牧民オロッコの一族の娘と、アイヌと親しい異族のギリヤークの若者の、純で自然な成り行きの営みと、その顛末が描かれています。物語は、淡々と、それぞれの一族の風俗がちりばめられながら語られていきます。(オロッコは蔑称ということで、現在はウィルタと言います) 作者の深田久彌は昭和5年にこの作品を発表して、作家的地歩をかためました。ところが、この作品の成り立ちには、大きな問題が潜んでいました。それは、「天吾とふかえり」の関係を示唆しているようです。 さらに言うならば、青豆と天吾の関係も……悲劇的な典型のstoryという点で…… 続編を希望をします。 「aroma romantique -香りの文芸散策-」で取り上げる作品を探していて、この小説に遭遇したのですが、偶然なのか、それとも何かしらつながりがあるのか、興味深いです。(「aroma romatique」は、アロマテラピーと自然療法の専門誌『aromatopia』フレグランスジャーナル社刊での連載フォトエッセイです) 写真:サーモンとディルのペリメニを作ってみました。シベリア生まれのロシア料理。サワークリーム風味の水餃子。ロシアでは、ディルなどのハーブは、ダーチャと呼ばれる菜園付き別荘で栽培しているそうです。 『アイダミホコのはじめてのヘンプ フェアトレード素材でつくるかわいいアクセサリー』は、全国の書店、インターネット書店、フェアトレードショップでお買い求めいただけます。ショップにない場合は、合同出版株式会社へお問い合わせくださいませ。 ☆アイダミホコ作品掲載サイト>aroma accessory mikoma お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.14 10:24:24
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