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ようやっと、という感じで公演のDVDコピー8つを作り、役者に送り終えた。それから例の問題児Rからメールが来て、オーディション用の3分シーンを撮影するのでカメラを貸してくれないかという。彼女の旦那のビデオカメラが壊れたらしい。でもそのカメラを貸してくれというのは良いとして、わざわざ電車に乗ってチェルシーの旦那の会社まで届けてくれというの何だろう。ほとんど人を小間使いのように扱っているとしか思えない。どうしてもいるならうちまで取りに来いと返事を送ると、その後返事が来なくなった。やれやれ。この彼女の優しげな旦那さんというのも不思議な人で、彼のお父さんがチェルシーで大きなコンサルタントの会社を経営し、その会社でパートでインターネットの手伝いをしているという。かなり裕福なお坊ちゃんらしいのだが、2回も彼女の芝居を見に来て、一度として$5の入場料を払わなかったのだ。顔パスで入れてくれとRが事前に頼んできたのだ。金持ちなのはずなのになぜ?と私たちは不思議でしかたがなかった。金持ちの息子でも自分の自由になる金はないのだろうか?でもリハーサル期間中に夫婦でメキシコ旅行に一週間も休暇を取ってたし、Rもミンクのコートを持ってたし、Rの資金で行ったのだろうか? と様々な憶測を持ってしまう。
芝居はさておき、チェルシーの画廊でやっている写真の個展の方も、あと3日で終わりだ。先週、画廊のあるビルの一階のギャラリーで面白そうな個展をやっていた。球体の彫刻や、鏡の箱、細かいドットで埋め尽くされた大きなキャンバス、どこかで見たことあるなあ、と思ったら草間弥生さんの個展だった。これを一人で全部、外注でなく手作業でペイントし、自分で一つ一つ鏡をカットしてるなら凄いと思う。高齢のはずなのに大変な体力の持ち主だ。 私の個展もいろいろな人が見に来てくれ、中には親切にディーラーや画廊主を紹介してくれる人もいた。別の画廊主からもメールがきた。何とか次に繋いでくれたら良いと思う。2001年9月、911の5日前にSOHOでオープンした前回の展覧会はあれのために緊急停止となった。あれから5年、まだ5年かという感覚だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月25日 11時05分26秒
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