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「東京で (2)」
翌日は、国電…でなくて、JR恵比寿近くの東京写真美術館へ行った。それは恵比寿ガーデンプレイスという、駅の構内から動く歩道をずんずん行った洒落たビルの中にあった。「知られざる鬼才 マリオ・ジャコメッリ展」というのを見ようと思ったら、まだ始まっておらず、代わりに広告写真展のようなものを見た。それから売店で植田正治の本を買った。そこのレジの人は「あ、それも一緒に入れましょう」と言いつつ、私の返事も待たずに私の持ってたチラシやチケットをさっさと買った本と一緒にショッピングバッグに入れてしまった。こういう馴れ馴れしいというか、信じがたいような気の付き方、親切さはアメリカではあり得ない。 恵比寿から再び地下鉄で皇居に出て外苑、北の丸公園を延々と歩き、石造りの二重橋に向かった。公園の中にはジョギングしている人がたくさんいた。「はとバス」のような観光バスで来る観光客や外人も結構いた。白い砂利道を歩いてようやく二重橋に辿り着いたが、もちろんそれ以上中には入れない。 側に立っていた警備員の人に「両陛下はお元気ですか?」と聞いてみる。笑って答えてくれない。私は皇太子妃「雅子さま」に関心を持って内外の記事を読んでいたから、大方の事は知っている。元外交官の「雅子さま」は子供の頃から外国に長く住んでいて、皇太子妃になって以来、出産をまず第一に考える宮内庁の方針から、「外国に行けなくて辛かった」らしい。2003年末以来、適応障害で静養中だが、家に引きこもっているわけではなく、私的な外出は頻繁にするらしい。海外のメディアは同情的だが、トラディショナルな考えの人には受け入れがたい皇太子妃だろうなとは思う。しかし、「雅子さま」も、この信じがたいほど広大な「皇居」という場所に住む一族に嫁入りしようなんて、無知?若気の至り?だったのかもしれないがよくぞ決意できたもんだと感心する。皇居はとにかくでかかった。歩いても歩いてもどこまでも果てしなくお堀が続いていく。 この日はこの後、日比谷方向に出て、そのまま地下鉄に乗ってホテルに帰った。池袋駅前でウェブ編集の仕事ができるかとフォトショップやドリームウィーバーの使えるネットカフェを探したがない。フェデックス・キンコーズにフォトショ入りはあったが、レンタル料が高い。その他のネットカフェというのは、キュービックの個室になっていてテレビも見られ、一時間350円ほどだった。リクライニグシートは心地よいが、ゲーム以外のソフトがろくに入っていない。結局、日本ではネットカフェでウェブページを編集する人などいないということらしい。アメリカのネットカフェじゃ、たいていのソフトが入ってるのが普通なのに。日本ではそれだけパソコンが普及しているということだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月25日 10時52分37秒
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