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葬式を終えてニューヨークに帰る前に一泊二日で東京に来た。ホテルは東京駅前のビジネスホテルに予約なしで泊まった。一泊7000円くらいだった。
駅から竹橋まで歩いて皇居に行った。三の丸尚蔵館で『御即位20年記念特別展 皇室の名宝』を見た。老人の団体さんが茶店にたくさんいて、皇室ビデオを見ながら「雅子さまはお気の毒」とか話していた。そこから皇居をぐるっと歩いて国立近代美術館で常設展を見た。 恵比寿の東京写真美術館では「異郷へ 写真家たちのセンチメンタル・ジャーニー」と「異邦へ 日本の写真家たちが見つめた異国世界」を見た。土田 ヒロミの土着な日本が面白かった。 「○出品作家 荒木 経惟(あらき のぶよし) 1940- 秋山 亮二(あきやま りょうじ) 1942- 森山 大道(もりやま だいどう) 1938- 柳沢 信(やなぎさわ しん) 1936-2008 須田 一政(すだ いっせい) 1940- 内藤 正敏(ないとう まさとし) 1938- 北井 一夫(きたい かずお) 1944- 牛腸 茂雄(ごちょう しげお) 1946-1983 土田 ヒロミ(つちだ ひろみ) 1939- [本展の見どころ] ○「写真」と「旅」の関係から、「自分自身」を再発見する 1970年代とはどういう時代だったのでしょうか。70年に始まった旧国鉄キャンペーン「ディスカバー・ジャパン」と同時に旅番組「遠くへ行きたい」が放映開始。また女性誌『an・an』が発行されます。翌年には『non・no』が創刊。読者であるアンノン族と呼ばれる若い女性の小グループや一人旅が流行します。それまで常識であった家族旅行や会社の団体旅行から、新しい形式の旅が生まれたのです。 世の中の旅行ブームと重なるように、写真の世界でも「旅」をテーマとした作品の発表が目立つようになりました。旅行ブームに乗ったというわけではありませんが、「自分自身を再発見する」という旧国鉄キャンペーンのコンセプトにように、戦後教育を受け、日本が経済成長を続ける時期に写真家としての活動をはじめた彼らは、従来の写真の枠からはみだし、「自分自身を再発見する」表現を追い求めていきました。それはいずれも現実に写っている風景ではなく、とても個人的な切り口であったり、傍観者のように醒めた視線で新しい社会の変化や不安を表現したものでした。何を撮るのか、何のために撮るのか、誰のために撮るのか、記録と観光としての「旅」ではなく、場所や目的のない「旅」をしながら、写真家たちは「写真」と「自分」と「社会」との関係を模索していったのです。」 翌日は新国立美術館では「光 松本陽子/野口里佳 - 企画展」を見た。松本陽子の抽象大作が良かった。野口里佳は日本人としてはユニークかもしれないけど、テーマにあまり新鮮味は感じなかった。 六本木ヒルズの森美術館でアイ・ウェイウェイ[艾未未]展を見る。アイ・ウェイウェイは、現代中国を代表するクリエイターのひとりです。美術、建築、デザイン、出版、展覧会企画など多岐にわたる分野で活躍。大がかりな彫刻が多くて面白かった。 早めに新幹線で大阪に戻ったが、二日間で写真も沢山撮れて満足な旅行だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月03日 19時17分16秒
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