ソーラー・パネル
今日(昨日)はソーラー・パネルを屋根に設置しようと思っていましたが、昼から雨が降ってきましたので、来週に延期しました。ソーラー・パネルというと、一般住宅の屋根にのっかっているものを時々見かけますが、このほとんどは「住宅用太陽光発電システム」というものです。これは、商用電源(原発など)そのものをバッテリーに見立てるので、「独立型太陽光発電システム」と比べるとバッテリーが要らない分だけシステムが簡単になりますが、素人が作るにはちょっと難しい・・・・・というか、資格の問題ですかね(電気工事士の免許が必要)。#もちろん電力会社への許可申請も必要。お値段は3kW級の一般的なシステムで220万円程(B電器調べ)、電気代を¥25/kWhとすると20年で元が取れる計算になります。今回の太陽光発電システムは独立型です。基本的な構成はソーラー・パネルで発電した電力をバッテリー充電器(チャージ・コントローラーと言います)を通してバッテリーに蓄えて、インバーター(バッテリーの直流12Vを交流100Vに変える)を介して家庭用電気製品に電力を供給するものです。「日本イーテック社」のHPにhttp://www.etech-japan.com/susume/index.html独立型太陽光発電システムの解説がでていましたので、参考にさせていただきました。(よく読むとちょっとだけ計算式に誤りがあったような・・・)またこの会社からチャージ・コントローラーを購入しました。ありがとうございました<「日本イーテック社」様その外に 「太陽電池」 谷 辰夫編 パワー社刊という本も参考にしました。今回のソーラー・パネルはヤフオクで2枚購入(価格:5万円税送料込)しましたが、系統連係太陽光発電システム用のもので、一般には販売されていません。仕様は以下のようなもので、大きい!以外はとても高性能です。SAHRP製 ND-Q7A1K(多結晶)167W 最大システム電圧 600V 公称質量 16.5kg 公称最大出力(Pm)167W 公称開放電圧(Voc)29.02V 公称短絡電流(Isc)7.91A 公称最大出力動作電圧(Vpm)23.53V 公称最大出力動作電流(Ipm)7.10A 本体実測値サイズ1320mmX1000mm 厚み45mm これを2枚並列に接続しますので、最大出力は167W×2=334Wになります。でも、日射量等に左右されますので、実際は目安として1/3位、100Wクラスの機器しか使えません。今回は冷凍庫を使うのが目的です。消費電力を実測すると44Whでしたので、なんとかなりそうです。チャージ・コントローラーは、ソーラー・パネルの公称開放電圧(Voc)が29.02Vですので、これ以上の入力に耐えるものが必要です。住宅用ソーラー・パネルはこの電圧が高いので、注意が必要です。今回は、MORNINGSTAR社製プロスター PS-30M電圧:12/24V(自動)、太陽電池入力電流:30A、負荷電流:30A価格:\41,790を選びました。バッテリーは過放電に弱い自動車用バッテリーは使えません。充放電を繰り返しても性能が劣化しないものが必要です。ディープサイクルバッテリーというものを選びました。 Brite Star 105Aディープサイクルバッテリー x 1税込み合計 = 11,340円(うち消費税540円)インバーターはちょっと大きめを選びました。冷蔵庫などコンプレッサーやモーターを使うものは、スイッチが入った瞬間は定格電力の10倍の電力を必要とするからです。安定連続使用1000W/一時高圧1200W(10分以内)/瞬間2000W。価格:¥19,900 ヤフオクで安く購入しました。画像では、バックがソーラー・パネル(裏面)、左からチャージ・コントローラー、ディープサイクルバッテリー、インバーターの順です。今回、実際に自分で部品を探してシステムを組んでみましたが、¥17万以上費用がかかりました。これでも自作なので?、市販の住宅用太陽光発電システムよりkW当たりの製作費は30%安いんですけどね。それにしても、実売¥53,000の冷凍庫を1~2台動かすのがせいぜいですから、なかなか電力を得るのは容易ではない・・・と言うのが実感です。今までは、電気は電化製品のスイッチを入れれば、いくらでも無尽蔵に使えるもの。。。と錯覚していたことを思い知らされます。住宅用3kW級の発電システムでは、常時1kW(1000W)の機器を使えるかどうか・・ですから、エアコン1台、蛍光灯が数本で終わり。テレビを見たければ、エアコンは消さなければならない・・・そんな感じです。快適な便座ヒーターは実測で常時60Wh食っていますから、こんなのは以ての外というわけです・・・ただ、太陽光発電のCO2排出は他の発電の平均の1/10!で、ソーラー・パネルなどを作るのに投入したエネルギーは1~2年で取り戻し、あとはクリーンなエネルギーを作り続けるという研究結果が出ていますので、地球温暖化・省資源対策としては、大いに導入すべきかと思います。