「信長のシェフ」と「おかわり飯蔵」
今日ご紹介するのは、どちらも料理系コミックです。アフィは貼りまっせんので、画像をクリックで拡大して詳細をご覧下さい。「信長のシェフ」の方は平成の料理人が戦国時代にタイムスリップして活躍するというストーリーで、まあ、ありがちな設定です。「おかわり飯蔵(はんぞう)」の方はテレビドラマにもなったそうで(視ていませんが)、貧乏清貧系料理のレシピ付きです。この原作者は、単行本もたくさん出していまして、【送料無料】冷蔵庫で食品を腐らせない日本人 [ 魚柄仁之助 ]とか、「ひと月9000円の快適食生活」っていう本も出していましたね。この本、待合室に置いているのですが、本職の料理人の患者さんが「おもしれ〜、、!!」と言って、うちに来られる度に読みふけっています。で、この2つのシリーズに共通するのは、限られた食材で旨いモノを作るというコンセプトで、戦国時代でも入手可能な食材で並みいる戦国大名をうならせる一方、安い食材を皮までも使い尽くし、かつ手間も惜しむ。このコンセプトを具体化するには、食材や料理法に関する深い知識だけではなく、既存のレシピにとらわれないオリジナル性の高いアイディアを駆使することが求められるのですね。まあ、歯医者の仕事もリーズナブルな価格で入手可能な材料を使って、その患者さんに必要なサービスを提供することに関しては同じなんですが、料理の方が憶えることがたくさんあって、たいへんです。この2つのコミックに共通する「種類も量も限られた食材」という設定は10年もすれば、石油の減耗と共に食料危機が起こり、現実のものとなるでしょう。これらのコミックでも読んで、今から備えた方がいいかもですね!