LOUD SPEAKERS
昨日は隣の県の養護教諭の皆さんの勉強会のための講演会の講師として喚ばれて、2時間程「ムシ歯の電気説」についてのお話をしてきました。参加者の皆さんからは、「目からうろこが落ちた、、」とか、けっこう受けていましたね。その県でも「フッ素洗口事業」を推進しようという熱心な関係者の圧力が強く、それに対抗しようとしているのが養護教諭の皆さん達のようです。まあ、僕はそんな勢力争いみたいなのには興味もないし、「ムシ歯の電気化学説」にしたがえば、ハロゲン(フッ素も)は金属腐食の原因の一つでしかないわけで、「ムシ歯の電気化学説」が一般化すれば、フッ素でムシ歯予防とか、なんだったのでしょうね??みたいな、推進している人は恥ずかしくて街を歩けないレベルの話になってしまうし、そもそもムシ歯治療としての歯科医療は「重曹うがい」でこの世から消えてしまうと思っているので、ムシ歯治療としての歯科医療自体には興味はなく、歯科医師は糊口をしのぐ仮の姿なわけです。でも、僕のほんとうの姿はなにか?と訊かれると、困ってしまうわけで、河村信一郎先生みたいな理想を追求する「スピーカ技術者」になることではあるのですが、数学やら電磁気学の基礎から勉強しているわけではない、ど素人なわけです。歯学部なんかの数学はお遊びだし、スピーカの理解に必要なベッセル関数など、聞いた事もないのです。まあ、気を取り直して、一から始めようと思って、表題画像の『LOUD SPEAKERS, THEORY PERFORMANCE TESTING AND DESIGN」BY N.W.McLACHLAN という河村先生にいただいた本を読んでみようと思い立ちました。まだ出だししか読んでいませんが、著者の冷徹だが、穏やかさに満ちた英文がとても心地よく僕のこころに響いてきました。楽しみです。