外傷性咬合のトラブル2.0(CR脱離)
40代女性、左下6、CR脱離元々食いしばり癖のある方なのだが、喉元過ぎればなんとやら、すぐにナイトガードの装着を怠ってしまう。歯応えのある食べ物も大好きだ。意外なことかもしれないが、「良く噛んで食べると健康になる」という思い込みがあって、ご本人もまさか、、と思っている様だが、歯には悪い。歯牙破折、外傷性歯根膜炎、虫歯、知覚過敏症、歯周病の悪化など歯のトラブルが起こる。良く噛んで。。というのは10代までの話だ。歯は年々歳々経年劣化してもろくなってくる。特に歯科治療をしてしまうと加速する。歯は鍛えることができるという思い込みもあるかもしれないが、最悪だ。また左隣の5番の隣接面にも虫歯ができているのだが、ご本人は気がついていない。白く虫歯が浮き出ているのが見えると思う。咬合性外傷による虫歯というものは多い。この方、子供の頃には虫歯はなかった。自分の子供ができて急に虫歯が増えたとおっしゃる。色々とストレスも多いのだろう。実は反対側の5番の隣接面カリエスの治療予定だったのだが、それは次回にでも。この歯も1年前に修復したのだが、また脱離した。脱離後しばらく放置していたので、歯肉が増殖していたので切除した。ストリップスは使っていない。慣れればその方が速く綺麗にできる。