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カテゴリ:音楽・ザ・ビートルズ
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ザ・ビートルズを聴いて育ったミュージシャンは世界に数多く存在するだろう。更に、影響を受けたミュージシャンの音楽が好きでミュージシャンになった連中まで含めると数知れない? そこで今回紹介するのは、私の約1000枚のCDやレコードの中から思いついたカバー曲を紹介したい。 1.Don't let me down/Annie Lennox 1992年に元ユーリズミックスのヴォーカリストのアニー・レノックスがMTVアンプラグドに出演した際のライヴから。CDシングル「Cold」には三つのジャケットが異なるバージョンがあり、4曲収録のうちの1曲目の表題曲以外の3曲づつ(合計9曲)がMTVでのパフォーマンスだ。 元はシングル「Get back」のB面に収録され当時はアルバムに収録されなかったが、「...Naked」に収録された。アニーは感情を込めて噛み締めるように歌っている。 2.Back in the U.S.S.R./Billy Joel ビートルズを聴いて育ったビリーは熱狂的なファンでもあり、しばしば自分のライヴで演奏してきた。この曲は当時の旧ソ連公演のライヴ盤に収録されており、TVでも放映された。「ビートルズを聴きたいか?」と言ってからこれを歌う。ビリーは他にもシングルB面に「I'll cry instead」のライヴ・バージョンを収録しているが、今ではCD化されていない?はずなので貴重な一曲だ。この他にはビデオで「A Hard Days Night」も歌っていたと思うが、正確にどれかは思いだせない。 3.While my guitar gently weeps/Kenny Rankin AORアーティストのケニー・ランキンの1977年の「Kenny Rankin Album」に収録されている。オリジナルのビートルズの方はクラプトンのギターが唸るが、ここに収録されているのは多少違う。どちらかと言えば「アンソロジー」シリーズに収録されている、デモ・バージョンに近い。アコギとストリングスが軽く入るアレンジに終始している。 ランキンは「ボトム・ライン」のライヴではアコギで、この曲と共に「I've just seen a face」、「Blackbird」、「With a little help from my friends」、「Penny lane」も歌っているが完奏はしていない。 4.A day in the life/Sting これは1993年に発表した映画「Demolition Man」のテーマ曲と共に、イタリアでのライヴが5曲挿入されている中の1曲。スティングは原曲に比較的忠実にカバーしている。ライヴでこの曲を再現するのは難しいだろうが、少ないバンドメンバーでシンセを使いながら演奏しているようだ。 5.Across the universe/10CC 1993年の日本公演を収録した2枚組「10CC Alive」にはグレアム・グールマンの歌うこの曲と、エリック・スチュワートの歌う「Paperback writer」と、ビートルズがカバーした「Slow down」も収録されている。「Across...」は原曲に忠実に歌っているが、「Paper...」はレゲェーっぽいアレンジがエリックらしさをだしている。10CCの特にエリックはビートルズの影響を受けていて、自らもポールと親交が深く'80年代にはソングライティングのパートナーにも起用されていた。因みにこのライヴ盤の中には私の声も入っているかな?この時のライヴは観にいってきました。 Fiona Appleもこの曲を歌っている。 6.Helter skelter/U2 U2の劇場公開映画「Rattle and Hum」の1曲目に収録されているライヴ・バージョン。この曲はボーノが比較的原曲に忠実に歌っているが、演奏はU2らしさが出ている。このアルバムの14曲目には「God part2」という曲があるが、当然このパート1はジョンの代表アルバム「ジョンの魂」に収録されている。歌詞はそれと同じスタイルを踏襲している。 この曲以外ではシングルのみに収録されてその後「The Best Of 1990-2000 & B-Sides」に収録されている、「Happiness is a warm gun」がある。だがこの曲を一聴して原曲を言いあてるのは困難なほど【自分たちの物】にしている。 7.Two of us/Aimee Mann & Michael Penn ショーン・ペンとダコタ・ファニングが出演した映画「I Am Sam」のサントラ盤は、全てビートルズのカバーで構成されている。その中でも印象的なのがショーン・ペンの弟マイケルとエイミー・マンのデュエットのこの曲。 まだまだ数え切れないほどビートルズの曲はカバーされているので、ここに取り上げた以外にもある。こうして取り上げた曲はそのアーティストの彼らに対する思い入れを探るにはいい材料になる。レイ・チャールズやスティービー・ワンダーだってビートルズを取り上げている。第一世界で一番カバーされた曲は「Yesterday」ですからね...。 カバー曲はオリジナルで勝負するアーティストには、自分のアルバムには収録されないことが多い。でもコンサートでは自分の好きな曲や影響を受けた曲として、度々ステージから紹介しファンの喝采をあびる。 今回紹介したのもライヴ・バージョンが多いのはそうした事実を証明している。 この日記を最後まで読んだ方で、まだまだ御薦めのビートルズのカバー曲があれば是非書き込んで下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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