|
テーマ:気になったニュース(30989)
カテゴリ:時事・ニュース 国内
高校生が挟まれて死亡した港区のマンション以外に同じ「シンドラーエレベータ」製のエレベーターのトラブルが1999年から今月にかけ、軽微なものも含めると、1都2府14県で少なくとも計270件起きていたことが明らかになった。 これに対し、スイス・ルツェルン郊外にあるエレベーター大手、シンドラー・グループ本部のツィンマーマン副広報部長は8日、「事故原因が分かるまでは何もコメントできない」と述べた。同副部長は「事故が起きたことは、とても残念に思っている。なぜ事故が起きたのか、我々も分からないでいる」と語った。 またこの副広報部長への電話インタビューを朝の番組で放送していたが、その際にシンドラー社の非を認めるどころか「港区、港区住宅公社、保守管理会社(S.E.C.)」に非が有るかのような発言をしていた。聴く所によると同社はアメリカでも同様の事件を起こし、100件以上の訴訟を抱えているとのことで迂闊に会社側に非があるとの発言は出来ないのだろう。 それにしてもエレベーターを製造販売したシンドラー社は、担当者が簡単なコメントを発表した以外は公式会見を開いておらず会見を求める報道各社からの圧力は日に日に増すばかりだ。 エレベーターの維持管理には多額の費用が掛かる。これには毎月行う定期点検(1ヶ月点検以外にも6ヶ月点検などがある)以外にも、法定点検が年に一回義務付けられていたりと集合住宅などで一基に要する年間の管理費は場合によっては100万円を越すケースも多い。 最近の傾向としてマンション管理費を見直すとの名目で、真っ先に槍玉に挙げられるのはエレベーターの保守点検費用だ。報道ではこの住宅では14ヶ月前まではシンドラー社が保守点検を実施していたそうだが、その後はS.E.C.社(具志堅用高氏がCMに出演している)へと引き継がれている。シンドラー社では自社が保守管理をしていない点を強調しているようだが、同社が点検していた際にも事故や不具合は発生していたそうだから同社のこの発言は説得力に欠ける。 この事故をきっかけに全国で同社製品のエレベーターにうよる事故が続々と報告されている。いまやエレベーターのない生活は考えられないだけに、これを機にエレベーターの安全点検を早急に行って不安を取り除くのが急務だ。 人気blogランキングへ [今日の主なBGM]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.Various Artists/Billboard Top Rock'N'Roll Hits 1972 2.Madonna/Something To Remember お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[時事・ニュース 国内] カテゴリの最新記事
|