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カテゴリ:音楽・ザ・ビートルズ
ビートルズとのゆかりが深いことからしばしば「5人目のビートルズ」と呼ばれたキーボード奏者、ビリー・プレストンさんが6日、長い闘病生活の末、米アリゾナ州の病院で亡くなった。プレストンさんは昨年11月から腎不全などのため昏睡状態となっていた。葬儀はロサンゼルスで行われるという。
プレストンさんは、まだ10代の頃に、リトル・リチャードやゴスペルの女王マヘリア・ジャクソン、ソウルの神様レイ・チャールズとの演奏を果たすなど、エンターテインメント界で長く活躍を続けてきた。 大きなアフロヘアと隙間だらけの歯で笑う顔が印象的で、ファンキーな服装センスを持つことでも知られていたプレストンは、リヴァプール時代からザ・ビートルズのメンバーとは親交があった。 中でも故ジョージ・ハリスンとは親しく、アルバム「レット・イット・ビー」では5人目のメンバーとしてキーボードを担当しその演奏風景は映画版でも拝見出来る。解散間際のザ・ビートルズのメンバー間の関係が良くなかった時期に、プレストンの参加は良い意味でザ・ビートルズに刺激を与えた。また、主にジョンやポールが担当していたキーボードも、専門家プレストンの参加は演奏面でもプラスだったのは間違いない。 ザ・ビートルズは録音は原則としてメンバーだけで行い、メンバー以外には身内を動員するがアルバムを通しての録音となるとプレストンだけだった。 ローリング・ストーンズのボーカル、ミック・ジャガーは「ビリーは才能のある素晴らしいミュージシャンだった。シンガーとしても一流で、レコーディングでもステージでも光っていた。とても寂しい」と述べた。 エルトン・ジョンは「彼には大きな刺激を受けた。史上最高のキーボード奏者の1人だ。ボーカリストとしてもなかなか良かった」とコメントを寄せた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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