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カテゴリ:美術館、博物館、芸術鑑賞
芸術の秋に相応しく24日は有給を取得し「大英博物館・ミイラと古代エジプト展」を鑑賞しに上野・国立科学博物館まで出かけていきました。
実は11月3~5の3連休を利用して行く予定を立てていたものの、混雑を予想し回避して「大エルミタージュ美術館展」を鑑賞しましたがそちらも混雑していました。 そこで23~26日の4連休を利用し谷間の24日に上野まで出かけてきました。この展覧会は3D映像“Mummy: the inside story”(ミイラ-その内側に秘められた謎)の上映に併せて時間指定制となっているので、前もってネットで時間を調べた上で出かけないと待つ事になってしまうのでこれから行く人はご注意あれ。 この3D映像上映会入場に際しゲートでは「3D眼鏡」が配られるのでこれをかけるが、その前に5分ほどの簡単な3Dについての説明を見てからの入場となる。 この3D映像のナレーションは俳優の高橋克典が担当しているのにも注目。3D映像ではミイラについての説明を、発見されたミイラが神官ネスペルエンネブウのものであるため彼の顔をCGで蘇らせ彼の視点で説明するというスタイルだ。 神官ネスペルエンネブウに関しては展示物の説明にも度々出てくるのでしっかりと頭に叩き込んでから展示コーナーへと移動するべきです。 展示コーナーは5つのコーナー125の展示品から成っています。 1.古代エジプトの世界へ(展示品1~5) 2.神に仕える(展示品6~35) 3.神官ネスペルエンネブウ(展示品36~53) 4.復活への願い(展示品54~80) 5.来世への旅立ち(展示品81~125) 展示品の詳細は冒頭の部分をクリックしてご覧下さい。 大英博物館には多くのエジプト関係の所蔵品があって、私も実は2度大英博物館を訪問しエジプト関係の興味深く鑑賞しましたが何と言ってもあそこの最大のウリは「ロゼッタ・ストーン」ですが流石にこれは海外流出は有り得ないので今回はレプリカ(複製品)でした。 2度の現地鑑賞でもミイラを観ましたが、その時の記憶ではガラスケースに収められていてX線写真を添付することでミイラの内部を見せてくれていました。今回の展示では(来年3月から神戸でも展示されるそうです)棺に掘られている象形文字の解読(勿論日本語です)を試みることでその人物の名前や何を表しているかが分かったのは興味深かったです。 その他のコーナーでも、例えばミイラの造り方も時代の変遷とともに変化していった様子が展示物を通して分かりましたし副葬品を通して当時の生活を伺う事も出来たりと、当時のファラオや神官などの位の高い人物たちの死生観が表れていたりして仏教とは異なる価値観がありそれを知ることが展示物をみて感じられたのがこの日の収穫でした。 24日は金曜日ということもあって苦になるほどの混雑はありませんでした。休日しか行けない方は止むを得ませんが、平日に鑑賞出来る方はその方が無難でしょう。展示会は来年の2月18日まで開催されていますのでまだまだ充分間に合います。 関西地区の方々は来年の3月17日から神戸市立博物館で3ヶ月間開催されますのでお楽しみにお待ち下さい。勿論、それまで待てない方は東京まで遠征する価値はありますので是非! 人気blogランキングへ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【写真館】 東北温泉巡り1 東北温泉巡り2 [今日の主なBGM]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.U2/18 Singles お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2006.11.26 21:36:59
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