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KINTYRE’S   DIARY~旧館

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2007.01.04
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源宗近(武蔵野市吉祥寺本町1-30-16)

訪問日:12月17日
アクセス:吉祥寺駅北口から旧三越百貨店・大塚家具(現在は解体中です)手前のコンビニを右折し、狭い路地に入り三つ目を左折すると写真のようなお店が見えてきます。手前は集合住宅です。
メニュー伊勢溜り醤油麺 750円、大盛 100円
評価:吉祥寺は新規のラーメン店の出店がここ最近多く、ホープ軒や一風堂と言った店舗も新興勢力におされ気味なのではないだろうか?
そんな中で今回紹介する「源宗近」(みなもとのむねちか)は最新のラーメン店紹介記事などで高い評価を得ており、武蔵野市を含む吉祥寺界隈で最も高い得点を出している雑誌やサイトも数多く存在する。
旧近鉄百貨店の裏と言えば知る人ぞ知る風俗街として名高かった時代もあったのだが、最近ではそうしたお店は一掃されラヴホテルこそ数軒存在するがラーメン店も軒を連ねるようになってきた。
「源宗近」という名前は何だか鎌倉時代の源氏将軍みたいなヘンテコリンな名前だが、店構えも何となく古風な作りで店内はカウンターのみ8席という作り。カウンター正面に4席で両サイドに2席ずつの8席は多少窮屈だがお店は清潔に保たれている上に、厨房での調理の様子もみられるのでこの作りはマニアには嬉しいのだ。店内の壁やカウンターには店主の素材のこだわり等が記されているので、フムフムと読んでいるとラーメンが出てくるので適度な暇つぶしになる。
店に着いたのは11:55分頃で注文してから5分程度で注文品が出てきた。

具はチャーシュー2枚、白髪ねぎ、シナ竹、ノリのシンプルな作りだ。麺は中太のストレート玉子麺でツルツルとした食感は、スープのよさを生かし一体化している。そのスープは濃厚で黒い深みのある醤油味に魚介系の風味が口一杯に広がる。スープ、麺、具の全てが一体となっている素晴らしい味だ。
醤油味は味の決め方が難しいだろうが、ここの醤油味は絶品でありスープを呑んだ瞬間から口の中に香りが広がるこの味を私の拙い文章力でどこまで伝えられるか自信はないが、醤油味が好きなかたには絶対お薦めします。食べて損する事は無いと断言出来ます!

採点:100点。マイナスの要素が見当たらない。

源宗近


訪問日:1月28日

■メニュー:あぐーらーめん 950円、古代米入りごはん 100円
■具:あぐー(別皿盛り)、白髪ねぎ、シナ竹、海苔
■麺:中太のストレート玉子麺
■スープ:濃厚で黒い深みのある醤油味に魚介系の風味が口一杯に広がる。

評価:店には12:25頃に着いたが日曜日の午後でもあり並ぶ事無く直ぐに座れる。従って、食券を買ってからラーメンが出てくるまでも5分だ。
ここの評価が高いのは前回にも書いた通りだが、今回は、前回とは違い「あぐーらーめん」なるのを試した。
「あぐー」とは一時は絶滅寸前だった幻の琉球豚のことで、コラーゲンたっぷりでそれにこの店自慢の醤油味が染み込んで他店には真似できない味を醸し出している。所謂、チャーシューで使用される豚とも違い、いかにも南方出身の豚といった味が口中に広がる。ラーメン店でここまで味と素材を吟味して提供するその熱意には頭が下がる思いだ。この「あぐー」はラーメンの器とは別に、小皿に盛られて供される。これは思うに、「あぐー」と他の具を一緒に混ぜる事で豚の汁などが折角のスープを違った味にしてしまう恐れがあるからではないか?
今回は前回は注文しなかったサイド・メニューから「古代米入りごはん」を注文した。写真にあるようにこの古代米ごはんにも店のこだわりが感じられた。ただ単に炊き込むだけでなく、あらゆるダシが利いていてとても美味しかったのでこれはお勧めだ。

採点:100点。今回もマイナスの要素が見当たらない。

あぐーらーめん


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Last updated  2007.01.05 00:15:43
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