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2007.01.06
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カテゴリ:映画の話題
2006年映画鑑賞全リスト

2006年は映画館で99本、WOWOWで3本、DVD0本合計すると102本の映画を観た。私はDVDで映画鑑賞はしないので基本的に映画館で観て、見逃してしまった映画をWOWOWで拾っている。
大まかに製作国の傾向(映画館鑑賞)から分析すると邦画14本(その他他国との共同制作1本あり)、共同制作を含むヨーロッパ映画が22本で、オーストラリア1本、カナダ1本、メキシコ1本。これら以外は基本的にアメリカ映画なので60本となる。
私は韓国映画、香港映画以外は満遍なく鑑賞するのだが、こうしてデータをみると予想以上にアメリカ映画が多かった。邦画は大体この位の本数だろうが、アメリカ映画ばかりの鑑賞が続くとどうしてもヨーロッパ映画が無性に観たくなる。

そんななかでMVPを挙げるとすれば文句なしで「ホテル・ルワンダ」だ。アメリカでも公開され話題をふりまいていたこの作品は主演のドン・チードルが、虐殺の部隊となったルワンダのホテルの支配人の体験談が元になっている。日本での公開は当初配給先が未定でネットなどでの呼びかけが功を奏し待望の国内公開が決まった。それでも公開映画館はミニ・シアター系が多く私がみた映画館も狭かった。

「ホテル・ルワンダ」と並んでMVPに挙げたいのが邦画の「フラガール」でこの2作品だけが私の採点で満点の10点を獲得した。「フラガール」はアカデミー賞外国語映画部門の日本代表作品になったのも頷ける。
個人的に映画をみて「ホロリ」とさせられることは多いが、この映画は観ていて途中から「涙が止まらなかった」がこういう体験は記憶にない。私だけでなく他の鑑賞者も同じ様に涙を流し、エンド・ロール中に拍手まで巻き起こったなんて経験はこれからもそう多くは無いだろう。

ここまで登場しなかったアメリカ映画だが、『印象に残った』という意味で「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」の所謂クリント・イーストウッド監督による”硫黄島プロジェクト2部作”だった。この映画を通して硫黄島で何があったのかを戦争を知らない日本人にも伝えた点での貢献は大きい。

まだまだ印象に残った映画は多いのだが恋愛物で唯一のオーストラリア映画だった「リトル・イタリーの恋」は性格の違う兄弟の物語で最終的にお互いの思いが心を寄せた女性に通じる話だった。
邦画の「涙そうそう」は色々な見方があるだろうが、ニイニイの悲劇的な結末は可哀想な気もするがこの映画も涙腺に訴える何かがあった。

さて今年はどんな映画に巡りあえ、そして感動と出会えるのか楽しみになってきた。


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Last updated  2007.01.07 00:50:27
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