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カテゴリ:野球・大リーグ
デビルレイズの地元紙セントピーターズバーグ・タイムズ紙は19日付で、森慎二投手の解雇を報じた。同紙はデ軍が18日に森を解雇したとし、その理由として今季中の試合登板が不可能であると判断したことを挙げた。 森は昨年1月に西武から松坂同様にポスティング・システム(入札額非公表)でタンパベイ・デビルレイズ(ア東地区)に移籍、2年契約を交わした。 デビルレイズには今季からヤクルトから、やはりポスティング・システムでの入団が決定した岩村内野手が在籍し森投手と共にプレイするにを楽しみにしていたが、森は一球も同球団で投げる事無く西武時代から熱望していたメジャー・デビューは遠のいた。 故障の発端は、昨年のオープン戦初登板となった3月20日のフィリーズとのマイナーのオープン戦で「右肩関節唇はく離」の重傷を負い、昨シーズンを棒に振った。 手術を行わずにリハビリを行い、今月9日には西武第2球場で投球練習を行うまでに回復。「徐々に投げられるようになっています。目指すのは復活じゃなくてデビュー」と語っていた。 今後は日米球団の移籍先を探すことになるが、西武関係者は「正式な(解雇)手続きの後、獲得を検討する。もちろん話し合う用意はある」としており、右肩の回復次第では古巣復帰の可能性もある。 米大リーグ、デビルレイズとの2年契約途中で解雇された森慎二投手は20日、米国でのプレーを希望し、マイナー契約も辞さない意向を示した。森は埼玉県所沢市の西武の球団施設で練習後に「向こう(米国)でやりますよ。マイナーで出直し? その方が楽しいでしょ」と話した。 同投手は既にデビルレイズから保有権の放棄を告知するウエーバーにかけられており、他球団が獲得を申し出ないと自由契約となる。タンパ・トリビューン紙(電子版)によると、デビルレイズは今季後半の復帰を期待し、森とマイナー契約を結び直す可能性がある。 こうなると西武関係者が語った復帰検討は幻となりそうな気配でもある。 これには森は西武からメジャー入りした際に2年契約の「メジャー契約」を締結しているため、怪我の回復が遅れている同投手のメジャー契約を「ウェーバー」にかけることで破棄し、メジャー枠を一端空けて他の選手へ振り返る。 ウェーバーを経て他球団が獲得の意思を示さなければ(現時点で示す可能性は無いだろう)、マイナー契約に切り替えることを想定しているのだろう。 折角、岩村と投打の日本人選手が揃ったのに残念ではあるが、あのキレの良い速球と落差の大きいフォークが戻ればシーズン後半での昇格も夢ではないだろう。まずは、肩の怪我を完治させることが先決だろうが、西武ファンとしては豪快な彼らしい投球を再び見たいと思うが現状では辛いだろう。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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