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カテゴリ:野球・大リーグ
パイレーツとマイナー契約を交した桑田があこがれの野球の本場で、上々の滑り出しだった。
レッズの先頭打者を迎えたとき、姿勢を正してひとつ息をついた。「あのとき、マウンドに立たせてもらえてありがとうございます、と言ったんだ」。 スポーツニュース映像を見る限り投球は文句なしだ。初球のツーシームはこの日最速の138キロ。先頭の1番打者は桑田のグラブをかすめた平凡な遊ゴロに仕留めると、次打者は高めスライダーで空振り三振。3番・フィリップスには初球2球目と内外角に投げ分けてカウントを稼いだ2-0から、「日本(巨人ではと言うことです。他球団では違う。)では1球外すけど、コルボーン投手コーチ(元オリックスのコーチ)から1度(3球勝負を)やってごらんと言われたのを思い出した」。内角低めの球威十分の直球で見逃し三振させた。捕手の構えたミットにズバリと吸い込まれた球をフィリップスは呆然と見逃し、桑田は駆け足でマウンドを満足そうに降りたのだった。 「きょうは十分エンジョイしました」。残り1~2枠の大リーグ入りを懸けた厳しい戦いは始まったばかり。だが、記念すべき一歩を確かにしるした喜びを、背番号52の桑田は素直にかみしめていた。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.18 22:47:32
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