|
テーマ:政治について(20068)
カテゴリ:時事・ニュース 国内
東京都知事選は、自民、公明両党が支援した石原慎太郎氏が、民主、社民両党の支援した前宮城県知事、浅野史郎氏、共産党候補吉田万三氏らを破って3選した。 投票率は54.51%で、前回(44.94%)より10ポイント近く伸ばした。事前の予想では今回の選挙への関心の高さが報じられていたが、実際の投票率54.51%とはやはり低いと言わざるを得ない。 石原氏は記者会見で「都民の良識がこういう結果をもたらしてくれた」と述べ、東京への五輪招致に取り組む考えをあらためて示した。 都知事選は前回の5人を大幅に上回る14人が立候補。石原氏は、高額な海外出張費などへの批判が相次いだ逆風の選挙戦を、自民、公明両党の厚い支援も得て制した。 「都政の私物化」との指摘を共産党から連日激しく受けた石原氏は終始「説明不足があった」「最後の奉公を」と訴え、柔軟な姿勢を示した。環境対策などで国との対立軸を鮮明にし、独自策を打ち出してきた実績と指導力を強調し批判をかわした。その共産党候補の吉田氏は共産党支持層の一部が石原氏支持へとまわるなど、最低限の組織固めも出来ずに敗れ去った。 石原都政を全面批判した前宮城県知事の浅野氏は情報公開の徹底で「都政転換」をアピール。選挙中に2016年夏季五輪の招致に「反対」したが、ほかの候補とも訴えが重なり、有権者を引き付ける政策を提示できず、民主党のてこ入れも及ばなかった。 建築家の黒川紀章氏は「共生新党」を設立し、首都機能一部移転などを示したが浸透できなかった。世界的な発明家ドクター・中松氏は4度目の都知事選立候補も苦戦を強いられた。タレントの桜金造は創価学会員であることを告白して出馬したものの、中松氏の演説に現れるなどやる気を疑われるような行動で「泡沫候補」としかみなされなかった。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[時事・ニュース 国内] カテゴリの最新記事
|