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2007.06.14
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カテゴリ:アメリカ映画
44.パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
■原題:Pirates Of The Caribbean At World's End
■製作年・国:2007年、アメリカ
■上映時間:169分
■鑑賞日:6月8日、吉祥寺セントラル(吉祥寺)
■公式HP:ここをクリックして下さい
□監督:ゴア・ヴァーヴィンスキー
□製作:ジェリー・ブラッカイマー
□脚本:テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
□音楽:ハンス・ジマー
キャスト

◆ジョニー・デップ(ジャック・スパロウ)ノラリクラリで何とか危機を乗り越えてきたが...
◆オーランド・ブルーム(ウィル・ターナー)父ビル救出と恋人エリザベスとの仲は発展どうなる?
◆エリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)恋人ウィルとの仲は?提督だった父はどうなる
◆ステラン・スカルスゲールド(ビル・ターナー)船体の一部と化したが息子ウィルは救出に現れるか?
◆ビル・ナイ(デイヴィ・ジョーンズ)深海の悪霊として名高いがその誕生秘話は意外な事実が
◆ジェフリー・ラッシュ(キャプテン・バルボッサ)一度は姿を消したが、蘇ったきっかけは?
◆チョウ・ユンファ(サオ・フェン)シンガポールを拠点とする海賊で伝説の海賊9人の一人
◆ナオミ・ハリス(ティア・ダルマ)ヴードゥー教の預言者で魔術で海賊達を操る
◆トム・ホランダー(ベケット卿)東インド貿易会社の実力者で海賊撲滅を目指している

【この映画について】
舞台はカリブ海からアジア、そして前人未到の“世界の果て(ワールド・エンド)”へ。滅亡の危機に追い込まれた海賊達は、世界各地の海を治める“伝説の海賊”たちの名のもとに集結し、海賊史上類のない、最初にして最後の決戦のために立ち上がる。自由を愛するジャック・スパロウ、海賊の魂を持つ令嬢エリザベス・スワン、海賊の血をひく情熱家ウィル・ターナー、あの愛すべきヒーローたちが壮大なる3部作のクライマックスに向けて、ついに最後の冒険へと旅立つ。
【ストーリー】(ネタバレなし)
海賊ジャック・スパロウとの出会いによって海を巡ることとなった若者2人、父が海賊の勇敢な青年ウィル・ターナーと、海賊に憧れる勝気な総督の令嬢エリザベス・スワンは、今ではすっかり海賊らしく成長。世界制覇をもくろんでデイヴィ・ジョーンズを操っているベケット卿に立ち向かうべく、9人の“伝説の海賊”を集めようとしていた。しかし、9人のうち1人は、キャプテン・ジャック・スパロウ。溺死した船乗りたちが沈んでいる世界の果て“デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー”に囚われているはずのジャック・スパロウを救出するため、ウィルとエリザベスは航海を続けシンガポールの海賊サオ・フェンを訪ねる。
ジャック・スパロウの復活に関わるシーンは、中盤の大きな見どころ。そしてジャックを迎えた一行は、海の女神“カリプソ”の伝説の謎を追い、デイヴィ・ジョーンズとの死闘へと立ち向かっていく。
物語が進むごとに成長していくウィル・ターナーと、エリザベス・スワンは、それぞれ1人立ちして自らの信じる道を目指す。父親ビルとの絆を守ろうとするウィル、凛々しく海賊たちを統制するエリザベス。しかしそんななかでは、実は結婚するはずだった2人の心は離れる一方。彼らの心の葛藤とともに、気になる恋の行方もしっかり描かれている。美男美女で正統派と言える2人とは対極に存在する変人で自由奔放なジャックは、今まで以上に三枚目らしいお茶目な姿を披露。
さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。
1.バルボッサやエリザベスの一行がシンガポールの海賊サオ・フェンの元に向かった理由は?
2.「海の墓場」からジャックを救う「世界の果て(World's End)」までの海図の行方は?
3.ベケット卿率いる艦隊に果たしてバルボッサらは対抗出来るのか?
4.世界の9人の海賊が揃う「評議会」がベケット卿に対抗するために出した結論とは?
5.バルボッサの一行の中の謎の女「ティア・ダルマ」の驚愕の正体とは?
6.デイヴィー・ジョーンズは何故、タコの姿になったのか?
7.「世界の果て」に着いたブラックパール号、フライイング・ダッチマン号、ベケット卿の艦隊の最後の戦いの結果は?
8.ウィルとエリザベスの恋物語の行方は?ウィルの父ビルを彼は救出出来るのか?

などを中心に是非映画館では「エンドロールと同時に立ち上がらず」最後までご覧下さい。
【鑑賞後の感想】
「1」を観る前は単なる子供向け娯楽映画程度だろうとバカにしていたのが以外に面白く、「2」では明らかに「3」へ続く繋ぎで消化不良的な終わり方で不満をもち、「3」でようやく完結した、と思ったらエンドロールの最後にちゃんと「オチ」が用意されてこれで完結だった。
ディズニーのキャラクターからヒントを得て製作されたのでどうしてもキャラがグロテスクだったりしてそうした点に目が行ってしまうが、イギリスの植民地政策との絡みが出てきたりウィルとエリザベスとの恋物語を最後の最後まで引っ張ったりと退屈しない構成も見られた。
「3」は舞台がアジアのシンガポールだったりして、最初は純粋にカリブ海を舞台にしていたのが何時の間にかアジアにまで進出したりして。
この映画ではジョニー・デップがアカデミー賞にノミネートされたりと、本来はこの手の娯楽映画に対しアカデミーは冷たいのだがそれだけ彼の演技も評価されていた。この映画を通してキーラ・ナイトレイやオーランド・ブルームはスターダムを駆け上ったと行っても過言ではない。
映画の娯楽性と言う意味では細かい突っ込みを抜きにして楽しめる、幅広い年代層に娯楽映画
としてアピール出来るだろう。一度、1~3まで通してみてみたい。
【自己採点】(100点満点)
71点。遂に全てが解決して点でスッキリした。ローリング・ストーンズのキース・リチャーズがどこかに出ていますので、興味のある方は探してみてください。チョウ・ユンファのメイクってプロレスラーの「武藤」(全日本)に似ていたな~。

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Last updated  2007.06.21 23:02:34
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