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カテゴリ:アメリカ映画
45.ザ・シューター極大射程
■原題:Shooter ■製作年・国:2007年、アメリカ ■上映時間:125分 ■鑑賞日:6月9日、新宿グランドオデヲン座(歌舞伎町) ■公式HP:ここをクリックして下さい □監督:アントワン・フークア □製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、リック・キドニー □脚本:ジョナサン・レムキン □音楽:マーク・マンシーナ □軍事アドバイザー:パトリック・ギャリティ ◆マーク・ウォールバーグ(ボブ・リー・スワガー)元海兵隊の特殊部隊員で狙撃の名手だった ◆ダニー・グローバー(アイザック・ジョンソン大佐)名誉勲章受賞を誇りボブに仕事を依頼する ◆マイケル・ペーニャ(ニック・メンフィス)新米のFBI捜査官で事件に巻き込まれ... ◆ケイト・マーラ(サラ・フェン)ボブのかつての相棒ドニーの恋人 ◆ネッド・ビーティ(チャールズ・ミーチャム上院議員)上院議員ながら裏の顔は... 【この映画について】 2000年に「このミステリーがすごい!」の海外作品部門第1位となった、スティーブン・ハンターの小説を原作としたミステリー・アクション。 欺かれた元海兵隊の名スナイパーが、自らの掟と名誉のために激しく戦う姿を描く。主人公のボブ・リー・スワガーを演じるのは「ディパーテッド」でアカデミー賞助演男優賞にもノミネートされたマーク・ウォルバーグ。銃の名手であり、精神的にも肉体的もタフな男を、ブルース・ウィリスやマット・デイモンらとは異なるキャラクターで演じている。 その周囲にはベテランのダニー・グローバーや『クラッシュ』『ワールド・トレード・センター』のマイケル・ベーニャらを配置。監督「キング・アーサー」「ティアーズ・オブ・ザ・サン」のアントワン・フークアが務めた。 【ストーリー】(ネタバレなし) アフリカのエチオピアで相棒のドニーと特別任務に付いていたスワガーだったが、標的への狙撃を始めるが思いもよらぬ反撃を受けて応援を要請するが無線は繋がらずドニーは愛する妻への思いを胸に秘めてスワガーの横で倒れた。 それから3年間除隊しワイオミングの山の奥深くの山小屋で愛犬のサムとひっそりと暮らすスワガー。軍を退いて山奥で暮らしていた彼の元を、退役したジョンソン大佐らが訪ねてきた。 ジョンソンはスワガーの過去を前もって調べた上で接触し、大統領暗殺の動きがあることをスワガーに話し、狙撃手としてのカンを働かせその阻止を手伝ってほしいという。 スワガーは大統領の遊説先を狙撃手としての経験を活かして調査し、唯一と思われる狙撃ポイントを発見。演説当日も大佐らとともに、現場の見張りについた。フィラデルフィアでの大統領演説の日にはエチオピアの大司教も同行している。綿密な警備計画を練ったFBIのチームの中には、新米のニック・メンフィスも警戒区域の外を割り当てられていたがニックはこれには不満だった。その反面、ニックの警戒区域はスワガーと付き添いの警察官が警戒する監視場所には近かった。スワガーは監視スコープの中に大統領を狙うライフルの先端を捉えていたが、突入を無線で指示したが動きは無くすると銃声が2発鳴り響いた。1発は演説中の大統領を目掛けて撃たれて、もう一発はなぜかスワガー自身だった。 肩に被弾したスワガーは激痛を堪えその場を離れ、ビルを出たところで警戒していたニックに近寄り拳銃とパトカーを奪われる。 ここからスワガーとニックを巻き込んだ二人の壮大な逃走劇が始まる。スワガーはFBIらのフィラデルフィアでの追及を何とか振り切るが、TVでは大統領狙撃のニュースとスワガーが犯人扱いされ顔写真が公開され窮地に追い込まれる。 スワガーの身柄を必死になって追うFBIだが一流スナイパーは逃走にもおいても一流だった。彼はケンタッキーに立ち寄り相棒だったドニーの恋人のサラ宅を訪ねる。サラはスワガーを警戒するが彼の指示を守りキズの手当てをするが、サラ宅にも捜査の手は及んできたためスワガーはサラ宅を去る決意をする。その間、スワガーは撃たれたのはエチオピア大司教だと知り、ニックは狙撃犯を取り逃したことでスワガーのことを徹底的に調べるのだがそこである矛盾点が浮かび上がる。 一方、スワガーに依頼したジョンソン大佐が彼を私利私欲のために利用したことが分かり裏にはとんでもない大物が控えていた。スワガーが任務中に相棒を失ったエチオピア、今回のエチオピア大司教の狙撃。スワガーはとんでもない陰謀に巻き込まれていた事を知る事になり... さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。 1.大統領ではなく何故エチオピア大司教が狙撃されたのか? 2.ジョンソン大佐がスワガーを利用した恐るべき背景とその計画とは? 3.ジョンソンの背後で彼を操る大物の正体とその意図とは? 4.ニックが知ってしまったスワガーの経歴とFBIの操作方法とは? 5.スワガーはアフリカで散った相棒の仇を討つことが出来るのか? などを中心に是非映画館でご覧下さい。 【鑑賞後の感想】 この映画は「大統領暗殺、陰謀」、「狙撃犯逃走・復讐」が大きな話の柱である。主役のマーク・ウォールバーグはマット・デイモンとは異なる個性を発揮しているが、まだどこか役に成りきれていない感じがした。 ストーリーの展開としては陰謀に利用されたスワガーと「巻き込まれる」ニックとの関係が面白かった。本来はスワガーを追い詰めないといけないFBI捜査官の立場ながら、組織に対して不満を持つニックがスワガーに共鳴するところは脚本としてもよかったと思う。 最後は、話が大きくなっていき狙撃犯スワガーの腕前が次々に大画面に繰り広げられるシーンなどはそれなりに迫力があった。 この作品でマーク・ウォールバーグの演技の幅が広がったと思う。この映画が今後シリーズ化されスケールアップすれば、彼の代表作となりブルース・ウィリスのような道を歩むかも知れ無いが果たしてどうだろうか? 【自己採点】(100点満点) 82点。マーク・ウォールバーグが役になりきれればもっと面白かったと思う。それでも今後に期待出来る。 ←是非クリックして下さい 人気blogランキングへ←是非クリックして下さい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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