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カテゴリ:アメリカ映画
76.パーフェクト・ストレンジャー
■原題:Perfect Stranger ■製作年・国:2007年、アメリカ ■上映時間:110分 ■日本語字幕:林完治 ■鑑賞日:10月8日、バウスシアター(吉祥寺) ■公式HP:ここをクリックしてください □監督:ジェームズ・フォーリー □脚本:トッド・コマーニキ □原案:ジョン・ボーケンキャンプ □製作:エレイン・ゴールドスミス=トマス □製作総指揮:ロン・ボスマン、デボラ・シンドラー、チャールズ・ニューワース □撮影監督:アナスタス・ミコス □音楽:アントニオ・ピント □編集:クリストファー・テレフセン □衣装デザイナー:レネー・アーリッヒ・カルフス □メイクアップ:ケイトリン・アチェソン ◆ハル・ベリー(ロウィーナ・プライス)NY新報の花形記者。スクープ記事掲載を巡って上司と対立し辞職。 ◆ブルース・ウィリス(ハリソン・ヒル)大手広告代理店ハリソン・ヒルのCEOであり自らも広告塔の役目も果たす。 ◆ジョバンニ・リビシ(マイルズ)ロウィーナの同僚で相棒。PCに精通するが彼女への想いを胸に秘めている。 ◆リチャード・ポートノー(ナーロン)ロウィーナの上司だったが意見の対立で辞職に追い込んでしまう。 ◆ゲイリー・ドゥーダン(キャメロン)ロウィーナの元恋人でグレースとの浮気が原因で別れる。 ◆ニッキー・エイコックス(グレース)ロウィーナの少女時代の家の隣人で幼馴染。ハリソンとネットで知り合う。 ◆ポーラ・ミランダ(ミア・ヒル)ハリソンの妻でハリソン・ヒル社の実質上のオーナーの娘で嫉妬深い ◆ダニエラ・ヴァン・グラース(ジョージィー)ハリソンの右腕でミアの指示でハリソンを監視する 【この映画について】 インターネットをはじめ、様々なコミュニケーション手段が発達した現代。その中で円滑なコミュニケーションを保つには、誰しも何かしらの秘密を持っている―。そんな現代社会のエッセンスを搾り出し、サスペンスへと仕上げたのがこの作品だ。犯人は大きな秘密を隠したまま「パーフェクト・ストレンジャー」=完璧な別人となり、スクリーンに登場。それが誰なのかは、ラスト寸前から怒涛の勢いで明らかになっていく。匿名で別人に成りすまして別の人格を演じたり、お互いを監視したりと現代社会の様子をちりばめた演出となっているのも特徴。 主演のハル・ベリーは様々なキャラクターを器用に演じ分けた。甘い言葉を囁きまくるブルース・ウィリスの演技もなかなか新鮮だ。一体、誰が嘘をついているのか...? 【ストーリー】(ネタばれなし) サックス上院議員のスクープを上司に握りつぶされた挙句に会社を辞めた元新聞記者のロウィーナ。 彼女はある夜、幼馴染のグレースから広告業界の大物ハリソン・ヒルの不倫スキャンダルの話を聞いた。その数日後、グレースは変死体となって発見されてしまう。 死の真相がハリソンの口封じではないかと疑ったロウィーナは、大スクープを得るべく独自の調査を開始。グレースはオンライン・チャットを通じてハリソンと知り合うが不倫関係に陥るも、ハリソンは妻の眼を気にして彼女は早々と捨てられた。グレースは交換したメール内容を新聞紙上に暴露するとハリソンを脅迫しようと画策するのだが...。 ロウィーナは記事にすることを恐れたハリソンが口封じのために殺したと推理した。元同僚でコンピューターのエキスパートであるマイルズの力を借り、グレースのメールアカウントに侵入しハリソンの偽名「アデックス」からのメッセージを発見する。マイルズは更にロウィーナを偽の派遣社員としてID登録しハリソンの会社にもぐりこむことに成功するが…。 ロウィーナは早速その美貌を活かしハリソンと親しく近付くことに成功する。そして勤務中の隙に彼の行動を逐一観察する。 ロウィーナは彼女の死因としてある毒物が盛られていたことを検視官からの情報で知る。そしてその毒物はハリソンが入手可能な毒物だったとの確証を得るのだった。しかし、こうしたロウィーナの企みは、ハリソンが彼女を食事に誘ったレストランで席を外した僅かな隙にマイルズからのメールを読まればれてしまい辞職を余儀なくされる。 彼女の代わりにハリソン・ヒル社に潜入したマイルズはハリソンが「アデックス」の偽名でチャットをしていた証拠を掴んだ。そして、それを元に警察に駆け込んだロウィーナからもたらされた情報でハリソンは逮捕され裁判となったのだが...その背後には、ロウィーナによるとんでもない企みが隠されていた。それをキャッチしたマイルズだが...。 さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。 1.ロウィーナとグレースの関係は何時から始まりそのきっかけは何だったのか? 2.ハリソンは何故暴露記事の掲載を必要以上に恐れていたのか? 3.ロウィーナに献身的に協力するマイルズの彼女への思いはどんな形で知られることになるか? 4.ロウィーナがこの事件にのめり込む隠された動機とは? 5.ハリソンには裁判でどういう結果が待っているのか? などを中心に映画館かDVD発売時に「騙されずに」ご覧下さい。 【鑑賞後の感想】 この映画の予告編を劇場で観たのは何時だったかな?トレーラー(予告編)の素晴らしい出来栄えと本編の出来が必ず一致すると限らないのは、年間100本近く劇場で鑑賞している私はそういう事は年に何度も味わっている。 何が言いたいかとそれは「ラスト7分11秒、あなたは必ず騙される?」だっけなこの映画のキャッチコピーは。確かに騙されました!ストーリー展開というよりハル・ベリーのスタイルの良さとブルース・ウィリスの胡散臭そうな表情と一筋縄では行かなそうな役どころは見事な演技でした。でもね「ネタばれなし」を標榜しているこのブログなので書きませんがこのラストのオチは?が沢山付きますし突っ込むを入れたくなる心境ですよ。まあ、これは監督と脚本家が鑑賞者を騙したと「してやったり」の心境でしょう。ところがこの予告編を観て期待したのですが、こちらは悪い意味で「騙された」心境です。 【自己採点】(100点満点) 66点。この採点にはハル・ベリーとブルース・ウィリスの演技力も含めての結果です。この二人の個性が無ければもっと低かった...そういう意味です。 ←映画「パーフェクト・ストレンジャー」の話題も探せる! ←西武ライオンズのことならここ ←プロ野球、メジャーリーグの情報満載 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.04 23:55:05
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