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カテゴリ:日本シリーズ、交流戦、球宴、国際試合
プロ野球の日本シリーズ第5戦は中日の本拠地ナゴヤドームで行われ、中日ドラゴンズが北海道日本ハムを1-0で下し、4勝1敗として53年ぶりの優勝を決めた。 中日は先発・山井(8回)-救援・岩瀬(1回)の継投で完全試合も達成。最優秀選手には育成選手から開幕直前に選手契約した中村紀が選ばれた。 大・リーグでの完全試合はNYヤンキースのドン・ラーセン投手が一度だけ達成しているが、日本シリーズではこれが始めてだ。 中日は2回にウッズ、中村の連打などで二、三塁のチャンスをつくると、平田のライト犠牲フライで1点を先制した。 投げてはプレーオフ初登板となった山井が快刀乱麻のピッチング。両コーナーを突くタテのスライダーのコントロールが抜群で、北海道日本ハム打線に的を絞らせない。3ボールになったのも6回の先頭打者だった金子誠だけ。8回を86球とテンポ良く、6奪三振と見事な投球を見せた。 8回ウラ2アウトになっても山井はベンチ前に現れず、まさかとは思ったがベンチで落合監督と森コーチが話し合った末に岩瀬へと交代した。その岩瀬は森コーチからやや引きつった笑顔でボールを受け取り、打者3人できっちりと打ち取って、継投による完全試合を達成した。 北海道日本ハムは中4日でダルビッシュが先発し2回に平田の犠飛で1点を失うも、ストレートが150キロに届かないなど万全の状態ではない中、スライダーとフォークを織り交ぜ、8回で11三振を奪い敢闘賞を受賞した。 北海道日本ハムは首位打者の稲葉が完全に封じられては勝ち目が無かった。中4日でダルビッシュが先発したものの、ストレートが150キロに届かないなど万全の状態ではない中、スライダーとフォークを効果的に織り交ぜ、エースらしく8回で11三振を奪った。しかし、打線が1人の走者も出せず、ダルビッシュの熱投に応えられなかった。 北海道日本ハムのトレイ・ヒルマン監督はこれが日本での最終試合となり、来季は母国でカンザスシティ・ロイヤルズを率いメジャーの監督としてデビューする。そのファイターズの監督の後任は元大阪近鉄の監督の梨田氏にバトンタッチされる。 --53年ぶりの優勝です 「はい。あの-、昭和29年からですか。私がまだ(生後)11カ月のときからなので、長かったです。(監督に就任してからの)この4年間も長かったですね」 --山井が好投しました 「きょうは私、(試合の)記憶はありません。(山井と岩瀬の)2人でパーフェクトをやったということだけ。きょうの山井は完璧(かんぺき)だったんじゃないですか」 --ダルビッシュを打ち崩しました 「そんなに点を取れるピッチャーではないので、きょうは1-0で逃げ切らなければならないとは思っていました。でも、まさか山井があそこまで投げてくれるとは…」 --選手への言葉は 「今のプロ野球界は戦国時代で、優勝も最下位もある。よくぞ、ここまで耐えて精神的にも強くなったと感じています。でも、まだ(リーグの)連覇をしていないので、課題は残っている。今年はクライマックスシリーズで勝ちましたが、第1ハードルを越えられず、残念な思いもしましたから…」 --本拠地で優勝を決めました 「きょうは本当に、『ここで決めろ』という応援でした。ありがとうございました」 ▼日本ハム・ヒルマン監督: 「このシリーズでは投打ともに本来の力を出し切ることができなかった。今季はここまで選手たちは奇跡的な活躍をしてくれた。恥じることはない。」 ←「中日日本一」関係のブログ満載! ←西武ライオンズのことならここ ←「中日ファン専用サイトもあるよ!」 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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