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カテゴリ:美術館、博物館、芸術鑑賞
公式HP 10月10~12月24日まで、上野にある東京都美術館で開催されている「フィラデルフィア美術館展(Philadelphia!)~印象派と20世紀の美術」へ15日の午後に行ってきました。 フィラデルフィア美術館所蔵品の中から今回は、19世紀のコロー、クールベにはじまり、印象派を代表するモネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌを経て、20世紀のピカソ、カンディンスキー、マティス、デュシャン、シャガール、ミロ、マグリットにいたるヨーロッパ絵画の巨匠たち、さらにホーマー、オキーフ、ワイエスなどのアメリカ人画家を加えた47作家の選りすぐりの名作77点を一堂に展示している。 「第1章:写実主義と近代市民生活」-1855年-1890年 19世紀中後期のコロー、クールベ、ブータン、マネらの作品を中心に7点。 「第2章:印象派とポスト印象派」-光から造形へ 印象派と呼ばれるドガ、ピサロ、モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン、セザンヌらの作品に混じってロダン(考える人)の彫刻やソローリャ、ルソーの作品も含めた24点。 ピサロの「ラクロア島、ルーアン(霧の印象)」、モネの「ポプラ並木」「睡蓮、日本の橋」、ルノワールの「ルグラン嬢の肖像」などが印象に残った。 「第3章:キュビスムとエコール・ド・パリ」-20世紀美術の展開 20世紀初頭に「キュビスム」と呼ばれる前衛的な独特の手法が花開いた。中でもピカソの作品がここでは26点の中で5点が展示されている。ピカソ以外ではブラック、グレーズ、レジェ、カンディンスキー、ドラン、マティス、ルオーらの作品が展示されている。 エコール・ド・パリではモディリアーニの一見して彼の作品と分かる「ポーランドの女の肖像」や、ユトリロの「モンマルトル、テルトル広場」などが印象に残った。 「第4章:シュルレアリスムと夢」-不可視の風景 ここではキリコ、ミロ、マグリットらの4点のみの展示だが、そこで描かれている風景は独特の個性がある。 「第5章:アメリカ美術」-大衆と個のイメージ フィラデルフィア美術館展示会なのでこの最後のコーナーはアメリカ美術の作品を15点展示している。アメリカ美術と言っても芸術音痴の私にはピンと来ないが、ここではヨーロッパ絵画の影響を受けた作風やアメリカ的な風景を切り取った作品が目立った。 ジョージア・オキーフの「ピンクの地の上の2本のカラ リリー」の大胆な構図と描き方が印象に残った。他にはホーマー、カサット、ハートリーらの作品が展示されていた。 こうして展示会には2時間半から3時間程じっくりと鑑賞したが、目玉になるような作品は決して無いのだがアメリカの美術館にヨーロッパ絵画の巨匠たちの作品がこんなにも多く収蔵されているとは知らなかった。 現地の美術館のHPを眺めていたらまだまだ多くの魅力的な収蔵品があるようなので、機会を見つけて訪問したくなった。それに、この美術館はなんと言っても映画「ロッキー」シリーズでスタローンがここでトレーニングをするシーンとして有名だしね... ←「フィラデルフィア美術館展」の話題も探せる! ←西武ライオンズのことならここ ←プロ野球、メジャーリーグの情報満載 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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