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カテゴリ:アメリカ映画
5.再会の街で
■原題:Reign Over Me ■製作年・国:2007年、アメリカ ■上映時間:124分 ■日本語字幕:戸田奈津子 ■鑑賞日:1月12日、エビス・ガーデン・シネマ(恵比寿) ■公式HP:ここをクリックしてください □監督・脚本:マイク・バインダー □製作:ジャック・バインダー、マイケル・ロテンバーグ □製作総指揮:ジャック・ジアラプト、リンウッド・スピンクス □製作補:レイチェル・ジャーマン □撮影監督:ラス・オルソーブルック □編集:スティーヴ・エドワーズ、ジェレミー・ルーシュ □衣装デザイン:デボラ・L・スコット □美術:ピポ・ウィンター □音楽:ロルフ・ケント □音楽スーパーヴィジョン:デイヴ・ジョーダン
チャーリーはこの件を反省し、後日、会計士を通じて100万ドルを贈るとお詫びの積りで申し出たがアランは却下した。 アランとチャーリーの奇妙な関係はその後も家族を悩ませながらも続く一方で、ドナに訴えられていたが彼女はアランに謝罪した。 チャーリーを何とか社会復帰させたいと願う彼はアンジェラを紹介するが上手くいかない。サジを投げたとき、チャーリーはアランに静かに心に隠していた家族のことを話し始めたのだった。 【鑑賞後の感想】 9・11で家族を失い心を閉ざしてしまったチャーリーと、順風な生活の中にもどこか満たされない心を抱えるアラン。アランが街角で偶然大学時代の旧友チャーリーを見かけたことで再び始まった交流。 当初はこの交流を温かく見守っていた家族も、徐々にアランが彼との交流にのめり込むことで隙間風が吹いてくる。妻は男の復活した交流を理解出来ず戸惑うばかりだが、チャーリーが自由に生活しているのをみて羨ましく思っているのではと指摘され我に返る。 この映画は「ワールド・トレード・センター」のような9・11をダイレクトに扱った作品とは一線を画している。 9・11を境に家族を失ったチャーリー、そんな旧友を何とか社会復帰させたいと「お節介を焼く」アランを中々自分の心の中まで受入れようとしないチャーリーにじれったい思いをするアラン。 ぎこちないながらも大学時代の友情を復活させることに必死なアランの思いはラストで何とか形になって届くのだが、果たしてこの後も妻はチャーリーの存在を黙って受入れるのかは分からないまま終わった。 歯科医アランを演じたドン・チードル、ボブ・ディランのような風貌でチャーリーをノラリクラリ演じたアダム・サンドラー、重要な役では無かったが後半でチャーリーと向かい合ったリヴ・タイラー、悩めるアランの妻役を演じたウィル・スミスの妻でもあるジェイダ・ピンケット=スミスらのアンサンブルも見事であった。 一見するとシリアスなテーマだが、所々に遊び心がありBGMもそんな背景にぴったりと合っていて見事だった。監督兼脚本のマイク・バインダーは評価が高まると思う。 アダム・サンドラーが改造スクーターみたいな乗り物に乗っていたけど、あれって厳密に言えばアメリカでも改造車で違反らしいとドン・チードルは言っているそうですが楽しそうだった。 【自己採点】(100点満点) 92点。脚本、演技、演出、音楽、映像全てが見事に絡み合っていた。 ←映画「再会の街で」関係のブログ満載! ←西武ライオンズのことならここ ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
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Last updated
2008.02.17 20:47:56
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