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KINTYRE’S   DIARY~旧館

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2008.02.06
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カテゴリ:アメリカ映画
5.再会の街で
■原題:Reign Over Me
■製作年・国:2007年、アメリカ
■上映時間:124分
■日本語字幕:戸田奈津子
■鑑賞日:1月12日、エビス・ガーデン・シネマ(恵比寿)
■公式HP:ここをクリックしてください
再会の街で.jpg
□監督・脚本:マイク・バインダー
□製作:ジャック・バインダー、マイケル・ロテンバーグ
□製作総指揮:ジャック・ジアラプト、リンウッド・スピンクス
□製作補:レイチェル・ジャーマン
□撮影監督:ラス・オルソーブルック
□編集:スティーヴ・エドワーズ、ジェレミー・ルーシュ
□衣装デザイン:デボラ・L・スコット
□美術:ピポ・ウィンター
□音楽:ロルフ・ケント
□音楽スーパーヴィジョン:デイヴ・ジョーダン
キャスト


◆アダム・サンドラー(チャーリー・ファインマン)9.11の飛行機事故で妻子を失い政府の補償で生活をしている
◆ドン・チードル(アラン・ジョンソン)NYの歯科医でチャーリーとは大学時代のルームメイト
◆ジェイダ・ピンケット=スミス(シャニーン・ジョンソン)アランの妻、チャーリーとの交友で過ごす時間が減りいらいらする
◆リヴ・タイラー(アンジェラ・オークハースト)アランの医院と同じビルで開業している精神科医
◆サフロン・バロウズ(ドナ・リマー)歯の治療目的以外でアランの医院を訪ね困らせる
◆マイク・バインダー(ブライアン・シュガーマン)チャーリーの会計士
◆メリンダ・ディロン(ジンジャー・ティンプルマン)チャーリーの義母
◆ドナルド・サザーランド(レインズ判事)チャーリーの裁判を担当する判事

【この映画について】
大学時代のルームメイトだった二人が卒業後別々の人生を送っていたが、或る日、偶然NY市内でその元ルームメイトの姿を見かけた歯科医アラン。一度は後姿を見失ったが、偶然にも再び遭遇した相手は9・11で妻子を失っていたチャーリーだった。
歯科医アランには「ホテル・ルワンダ」「オーシャンズ」シリーズなどで抜群の演技力を発揮しているドン・チードル。相手役のチャーリーには人気コメディアンでもあるアダム・サンドラー。
歯科医として順風満帆な生活を送っているアランと、9・11で人生の歯車が狂ってしまったチャーリーの二人の男の友情とは一体どんなものなのか考えさせられる。
'70~'80年代のロックナンバーがそんなストーリーを盛り上げる重要な役目も果たしている。因みに原題の「Reign Over Me」は英ロック・グループ、ザ・フーのリーダーであるピート・タウンジェント作の曲名がヒントになっている。
【ストーリー】(一部ネタバレあり)
NYの歯科医のアランは家庭にも仕事にも順調で何の不足も無い生活を送っていた。
或る日、彼は偶然運転中に大学時代のルームメイトであるチャーリーを見かける。声を掛けたがスクーターのような乗り物にボサボサの髪の毛にペンキ缶を下げていた彼の後姿を追いきれなかった。

アンジェラ・オークハーストはアランと同じビルで開業する若き精神科医。アランは何かと口実を見つけて彼女を誘うが、残念ながら彼女は乗り気ではない。

アランは娘を友達の家まで送り届けた後、街角で再びチャーリーと遭遇する。今度は彼を捕まえたが彼はアランのことは覚えていないと言う。それでもアランの説明で記憶を取り戻したチャーリーは彼をアパートに招待したが、そこはガランとした空間でTVゲームに熱中している彼がいた。部屋には生活観が感じられなかった。

その後、アランは頻繁にチャーリーとの交友を復活させ大学時代の思い出話にも花が咲いたが、家族のことに話が及ぶと烈火の如く敵意を剥き出しに怒りを露にしアランを困らせた。

その頃、アランは彼のクリニックを訪ねて来たドナ・リマーという女性の対応に苦慮していた。彼女は明らかに歯の治療の目的以外でアランの診療所に現れ、アランに迫りアランが断ると、今度はアランに暴行されたと訴えてきた。その件で同僚達はアランに冷たい態度で接し彼は落ち込んでいた。

チャーリーに冷たくあしらわれても何故かアランは彼との交流を止めず、そんな彼の態度に見かねて妻のシャニーンは不平を言うが取り合わない。そしてある時、アランにチャーリーの義母ジンジャーが話しかけてきて、彼にチャーリーが何故心を閉ざすようになったのかを話した。
そしてチャーリーとアランがオールナイトで映画を楽しんでいるとき、彼の携帯が鳴ったが返答しなかった。連絡が取れたとき、アランは父が急死したことを知り激しく動揺するが、チャーリーはしつこく朝食に誘い、そんな態度を取った彼に対して今度はアランが切れた。

ここからネタバレに注意!!

チャーリーはこの件を反省し、後日、会計士を通じて100万ドルを贈るとお詫びの積りで申し出たがアランは却下した。
アランとチャーリーの奇妙な関係はその後も家族を悩ませながらも続く一方で、ドナに訴えられていたが彼女はアランに謝罪した。
チャーリーを何とか社会復帰させたいと願う彼はアンジェラを紹介するが上手くいかない。サジを投げたとき、チャーリーはアランに静かに心に隠していた家族のことを話し始めたのだった。
【鑑賞後の感想】
9・11で家族を失い心を閉ざしてしまったチャーリーと、順風な生活の中にもどこか満たされない心を抱えるアラン。アランが街角で偶然大学時代の旧友チャーリーを見かけたことで再び始まった交流。
当初はこの交流を温かく見守っていた家族も、徐々にアランが彼との交流にのめり込むことで隙間風が吹いてくる。妻は男の復活した交流を理解出来ず戸惑うばかりだが、チャーリーが自由に生活しているのをみて羨ましく思っているのではと指摘され我に返る。

この映画は「ワールド・トレード・センター」のような9・11をダイレクトに扱った作品とは一線を画している。
9・11を境に家族を失ったチャーリー、そんな旧友を何とか社会復帰させたいと「お節介を焼く」アランを中々自分の心の中まで受入れようとしないチャーリーにじれったい思いをするアラン。
ぎこちないながらも大学時代の友情を復活させることに必死なアランの思いはラストで何とか形になって届くのだが、果たしてこの後も妻はチャーリーの存在を黙って受入れるのかは分からないまま終わった。

歯科医アランを演じたドン・チードル、ボブ・ディランのような風貌でチャーリーをノラリクラリ演じたアダム・サンドラー、重要な役では無かったが後半でチャーリーと向かい合ったリヴ・タイラー、悩めるアランの妻役を演じたウィル・スミスの妻でもあるジェイダ・ピンケット=スミスらのアンサンブルも見事であった。

一見するとシリアスなテーマだが、所々に遊び心がありBGMもそんな背景にぴったりと合っていて見事だった。監督兼脚本のマイク・バインダーは評価が高まると思う。

アダム・サンドラーが改造スクーターみたいな乗り物に乗っていたけど、あれって厳密に言えばアメリカでも改造車で違反らしいとドン・チードルは言っているそうですが楽しそうだった。
【自己採点】(100点満点)
92点。脚本、演技、演出、音楽、映像全てが見事に絡み合っていた。

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Last updated  2008.02.17 20:47:56
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