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テーマ:相撲(1784)
カテゴリ:スポーツ・格闘技
大相撲の時津風部屋の序ノ口力士、時太山(ときたいざん)本名・斉藤俊(たかし)さん=を制裁目的で暴行死させたとして、愛知県警捜査一課と犬山署は、傷害致死容疑で前時津風親方(元小結双津竜)こと山本順一容疑者と、部屋の兄弟子3人を逮捕した。 逮捕された兄弟子は、「怒涛」(序二段)こと伊塚雄一郎、「時王丸」(序二段)こと藤居正憲、「明義豊」(幕下)こと木村正和の3容疑者。関与の度合いが低い4人の兄弟子は書類送検する。 山本容疑者は「脱走したから殴ったのではない」と供述し、制裁の指示などを否認。伊塚、藤居両容疑者は容疑を認めている。木村容疑者は「しつけのつもりだっった」と話しているという。犯行に及んだ連中の「しつけ」との言い訳には呆れてしまいますよ。 調べによると、山本容疑者と兄弟子らは昨年6月25日夜、愛知県犬山市の時津風部屋で、部屋から逃亡した斉藤さんを制裁のためビール瓶や金属バットで暴行。26日午前、けいこ場で通常5分程度で終わるぶつかりげいこを30分以上続け、死亡させた疑い。普通相撲のぶつかり稽古は5分程度のもので、それを入門2ヶ月の序の口力士に30分も施すのは「異常」であるとのことだ。 山本容疑者は25日の暴行で、自らビール瓶で斉藤さんを殴った上で兄弟子らに「おまえらもやってやれ」と指示。県警は上下関係が厳しい相撲界で親方だった山本容疑者の言葉は「絶対的な意味がある」とみている。 親方から言われれば断るのが難しい体質であることを知っていながら、山本容疑者は命令してたことになる。 斉藤さんの両親から解剖の依頼を受けた新潟大は、斉藤さんの死因を「多発外傷性ショックの可能性」と判断。 ところが当時の死因は「急性心不全」と判断されながらも、顔はあざだらけだったのに警察はろくな捜査もしなかったようだ。その後、週刊誌が斉藤さんの死因に不明な点があるということで騒ぎがにわかに拡大した。もし週刊誌が騒ぎ立てスポーツ紙などが大々的に取り上げなかったら、今回の事件は「事故」として処理されただろう。 ◆日本相撲協会・北の湖理事長の話 「力士が逮捕される結果となり、誠に遺憾で、残念でならない。元時津風親方、関与した力士には、真相解明に向けて取り調べに協力することを望む。今後このようなことがないように、再発防止検討委員会とともに指導していきたい。(力士の処分は)司法の判断の推移を見守りたい」 北の湖理事長は何時も人事のようなコメントばかり、それも、原稿を「棒読み」で全く心がこもっていない。相撲協会理事長として未成年の力士が暴行死したのに、理事長のポストに恋々として今風に言えば「KY」理事長である。本来ならとっくに引責辞任するべきである。 再発防止検討委員会云々ではなく、協会として積極的に事件解決に乗り出すとか再発防止への取り組み方を世間は注視ししている。 ◆伊勢ノ海生活指導部長(元関脇藤ノ川)の話 「(再発防止について)53の部屋の視察を行っている途中。時間はかかるが、外部の先生の意見を聞いて今回のようなことのないようにしたい」 ◆九重広報部長(元横綱千代の富士)の話 「(力士の死亡は)悲しい出来事だ。これから、こういうことのないように指導をしていかないといけない。とにかく頑張ってやっていくしかない」 ◆友綱相撲教習所長(元関脇魁輝)の話 「わたしの基本的な考え方は変わらない。(教習所は)大事な一歩だ。(逮捕された力士への処分の可能性?)分からないが、いずれはそうなるかもしれない」 ◆時津風部屋の幕内力士、豊ノ島の話 「同じようなことは二度と起きてはいけない。(3力士が)どういう処分になるかが心配。今回のことで部屋の周囲が騒がしくなってしまうのは仕方がない。土俵に集中したい」 故斉藤さんは父の「勧め」で大相撲の力士となり、一度は脱走して自宅へ戻った時に廃業させれば結果論だがこの事件は起きなかった。 父の無念の気持ちも理解出来るが、父自身の心の中にもやりきれない思いが強いだろうし一生息子に対して「申し訳ない」との気持ちも抱き続けるのだろう。父は相撲協会へ損害賠償を検討しているとの報道もある。 ←「元時津風親方を逮捕!」関係のブログ満載! ←西武ライオンズのことならここ ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
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