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カテゴリ:ヨーロッパ映画
7.レンブラントの夜警
■原題:Nightwatching ■製作年・国:2007年、カナダ・フランス・ドイツ・ポーランド・オランダ・イギリス ■上映時間:139分 ■鑑賞日:1月13日、テアトル・タイムズスクエア(新宿) ■公式HP:ここをクリックしてください □監督・脚本:ピーター・グリーナウェイ □製作:キース・カサンダー □製作総指揮:グジェゴシュ・ハイダロヴィッチ、リンダ・ジェームズ、ポール・トライビッツ、ジェイミー・カーマイケル、ラリー・シュガー □製作助手:キム・アーノット □共同製作:ビヨトル・ムラルク、マグダレーナ・ナピエラッチェ、クリスティーン・ヘイブラ、カルロ・ドッシィ □撮影監督:レイニエ・ファン・ブルメーレン □編集:カレン・ポーター □美術:マーティン・ピエスルマ □衣装:ヤグナ・ヤンカ、マリット・ファン・デル・ブルグ □音楽:ヴウォテック・パヴリク、ジョヴァンニ・ソリマ
完成した肖像画を見て市警団は罵声を彼に浴びせる。そして、彼の名声を陥れる手立てを考える。それは、彼の私生活を暴くことで、手始めに市警団の愛人でレンブラントの家政婦へールチェに彼を誘惑させる。へールチェの肉体と性技の虜になった彼はあっけなく魔の手に堕ちたのだった。 そしてそんな彼を救ったのは、少女時代から家政婦として側にいたヘンドリッケだった。彼女の純粋さに彼の傷ついた心は癒された。そして、へールチェは追放された。 【鑑賞後の感想】 画家として4年間の教育を受けたピーター・グリーナウェイ監督には独自の世界を持っている。特に、映画監督として多くのヒット作を出すタイプではないが、一本の作品に注ぎ込むエネルギーが彼の世界を作り上げる。 本作は名作「夜警」に隠された謎を独自の解釈と画家レンブラントの生き様とをクロスオーバーさせた。映画は舞台劇をそのまま作品にしたような進行と作りで、所々で出演者が観客に向って語りかけるシーンもありユーモアの精神も散りばめられている。 一つの名画に隠された多くの謎をグリーナウェイ監督はここまで構想を膨らませて映画として纏めた手腕は彼ならではだろう。監督自身はレンブラントよりフェルメールの方に関心があるそうだが、そんな彼は英ウェールズ出身ながら現在はアムステルダム在住とのことでやはり芸術への造詣が深い彼らしい居住地の選択と思う。 最後に、グリーナウェイ監督は脚本も担当するのだが、映像や衣装など細かい点での考証にも気を配っていることがスクリーンから感じられた。是非、大画面のスクリーンで観てもらいたい作品だ。 【自己採点】(100点満点) 72点。総合的に見て見事な出来栄えだが、難解な面もあるのでこの点数にした。 ←映画「レンブラントの夜警」関係のブログ満載! ←西武ライオンズのことならここ ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
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Last updated
2008.02.22 00:13:11
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