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テーマ:映画館で観た映画(8524)
カテゴリ:アメリカ映画
14.ウォーター・ホース
■原題:The Water Horse:Legend Of The Deep ■製作年・国:2007年、アメリカ ■上映時間:112分 ■日本語字幕:戸田奈津子 ■鑑賞日:2月1日、新宿ミラノ2(歌舞伎町) ■公式HP:ここをクリックしてください □監督:ジェイ・ラッセル □脚本:ロバート・ネルソン・ジェイコブス □原案:ディック・キング=スミス □製作:ロバート・バーンスタイン、バリー・M・オズボーン、ダグラス・レイ、チャーリー・ライオンズ □製作総指揮:チャールズ・ニューワース □撮影監督:オリヴァー・ステイプルトン □編集:マーク・ワーナー □衣装デザイナー:ジョン・ブルームフィールド □美術監督:トニー・バロー □音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
クルーソーをネス湖に帰してからもアンガスは度々クルーソーの背中に乗ったりして遊んでいた。しかし、そんなクルーソーを目撃した釣客の通報で、クルーソーを捕獲しようという動きが活発になってしまう。更に、マクマロウ家に宿泊している軍隊がクルーソーを敵国潜水艦と勘違いし砲撃命令をハミルトン大尉が下してしまう。 クルーソーを捕獲しようという動きと、爆撃を緩めない兵士達に戸惑うアンガス、アン、モーブリーらは必死に助けようとする。 クルーソーは何とか海とネス湖が繋がっているところまで泳いできたが、そこにはハミルトンらが仕掛けた罠があった。アンガスはクルーソーを身を案じるが...。 【鑑賞後の感想】 「ウォーター・ホース」とは直訳すれば「海(湖)の馬」であるが、この映画で出てくる「愛すべき」?キャラはまさに「馬面」をした怪物のような生き物だ。生まれた頃は流石の怪物も、単なるヤンチャ坊主で愛くるしい表情をしている。その怪物もあっという間に人間の考えも付かないスピードで「怪物」そのもののサイズに成長する。 この怪物の正体をアンガスの年齢では理解出来ず、名誉除隊したモーブリーによってその知識はもたらされた。アンとアンガスはこの生き物を何とか母と大尉にばれないようにと、小屋に隠したりバスタブにつけて皮膚が乾かないようにしたりとケアをしていた。 それでも母に怪しまれて何度も見つかりそうになりながら隠し通せたのだったが、ネス湖に帰ってからその正体がばれてしまう。 アンガスは消息不明の父を慕っており孤独な心を、クルーソーとの交流で満たしていたのだった。そのクルーソーを泣く泣く手放しながらも、以心伝心でクルーソーを湖畔の桟橋で呼び出し怪物になっても二人の絆は結ばれたままなのは心温まるシーンである。 時代が第二次大戦中ということもあって、ネス湖で敵艦を迎撃する訓練をしていた兵隊達に潜水艦と間違われるのは「実話」ということになっているが本当かな? クルーソーは最後は海へと消えていき二度とアンガスと会うことは無かったそうだが、クルーソーはちゃんと知らないうちに帰っていたというところで、この物語は最初と最後で繋がっているという設定になっている。 映画の語り部は、地元のパブに偶然入店して店に飾ってあったネッシーの写真をみていた、冷やかし半分の観光客へ事の顛末を説明していた一人の老人だった。この老人こそが成長したアンガスだった。 ストーリーとしては特に盛り上がる部分は多くないが、それでも展開としてはアンガス少年の成長期と重なる。人間的な成長をクルーソーとの交流を経て遂げた物語は、鑑賞後に爽快感をもたらしてくれた。 余談ながら管理人は15年前にネス湖まで旅行してきました。この映画でネス湖のシーンとして使われていロケ地はニュージーランドらしいです。密かに本当のネス湖でのロケならと期待していましたが、ニュージーランドの風景も私がみた15年前のスコットランドと似ていて驚きました。 また、行って見たいな~そんな気分にさせてくれた映画でした。 【自己採点】(100点満点) 81点。アンガスが大尉に鍛えられるシーンは不要なのでは? 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
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