ルノワール+ルノワール展
昨日、有給休暇を取得してBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている「ルノワール+ルノワール展」を鑑賞に出かけました。
この展示会はピエール=オーギュスト・ルノワールというモネと並ぶ印象派の巨匠と、その巨匠を父に持ち、映画監督としてフランス映画界の重鎮として活躍したジャン・ルノワールとの関係をテーマにしている。
第1章:「家族の肖像」(Portraits de Famille)
第2章:「モデル」(Modeles)
第3章:「自然」(Nature)
第4章:「娯楽と社会生活」(Divertissements et vie Sociale)
ピエール=オーギュスト・ルノワールは仕立て職人の息子として生まれる。
肖像画家とも呼ばれるように彼は多くの人物像を描いてきた。印象派画家としては特徴的な自然光の効果を巧みに取り入れて、生への喜びを表現していた。
妻アリアーヌとの間には
長男ピエール(俳優)、次男ジャン(映画監督)、三男クロード(陶芸家)をもうけ
いずれもが芸術の道を選択したのも彼の影響を受けていたようだ。彼の描く絵にも妻アリアーヌを始めとして、
家族をモデルにした作品が多く重要なテーマだったようだ。
今回の展示作の中にもそうした絵画が多く、
彼の家族愛が伺われる。
次男の
ジャンはフランス映画界の重鎮として活躍したが、
父は当初は映画監督という職業への理解は薄かったようだ。
この展示会では
ジャンが扱った作品のワン・シーンに父の絵画をモチーフとしたショットが多かった点を強調している。
スクリーンではジャンが監督した作品の一場面を映し、それが父の作品のどの部分と似ているかを視覚的に比較できる。
この試みはこの展示会の目玉でありテーマでもあるし、私のように絵画に関する知識が豊富でないものにも
分かりやすい展示方法だった。
この展示会はは
GWの5月6日まで開催されている。これをきっかけにジャンの監督作品のリバイバル上映も決まっており、
ルノワール再発見と言った所だろうか?
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