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KINTYRE’S   DIARY~旧館

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2008.03.12
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カテゴリ:アメリカ映画
23.君のためなら千回でも
■原題:The Kite Runner
■製作年・国:2007年、アメリカ
■上映時間:129分
■鑑賞日:2月23日、エビス・ガーデン・シネマ(恵比寿)
■公式HP:ここをクリックしてください
君のためなら千回でも.jpg
□監督:マーク・フォースター
□脚本:デイヴィッド・ベニオフ
□原作:カーレド・ホッセイニ
□製作:ウィリアム・ホーバーグ、ウォルター・パークス、レベッカ・イェルダム、E・ベネット・ウォルシュ
□製作総指揮:シドニー・キメル、ローリー・マクドナルド、サム・メンデス、ジェフ・スコール
□編集:マット・チェス
□撮影:ロベルト・シェイファー
□衣装:フランク・フレミング
□美術監督:カレン・マーフィー
□音楽:アルベルト・イグレシアス
□プロダクション・デザイン:カルロス・コンティ
キャスト


◆ハリド・アブダラ(青年時代のアミール)故国を離れ米国で小説家を目指している
◆ゼキリア・エブラヒミ(少年時代のアミール)母を出産時に亡くし父に疎まれていると思っている
◆ホマユーン・エルシャディ(アミールの父ババ)裕福な生活を送っていたがソ連侵攻時に米国へ逃れる
◆アフマド・ハーン・マフムードザダ(ハッサン)召使の子供でアミールとは1歳年下だが兄弟のように育つ
◆ナビ・ターナ(ハッサンの父)召使として長年アミールの父に仕える
◆ショーン・トーブ(ラヒム・ハーン)父の友人で何かとアミールを支えてくれた恩人
◆アブドゥル・カディール・ファロク(タヘリ将軍)ソ連侵攻時に米国へ亡命した旧政権時代の将軍
◆アトッサ・レオーニ(ソラヤ)タヘリ将軍の娘でアミールの妻
◆アリ・ダネシュ・バクティアリ(ソーラブ)ハッサンの息子

【この映画について】
無名の新人作家のデビュー作ながら、全米300万部突破の大ベストセラーとなった小説を映画化。少年時代のハッサンとアミールの二人の強い絆は何時までも変わらない...筈だったが突然のソ連軍侵攻で切り裂かれてしまう運命に。
戦乱以前の“中央アジアの真珠”と呼ばれていたカブールの日常、そしてソ連軍侵攻とタリバン台頭まで、素顔のアフガニスタンが描かれてゆく。特にタリバン勢力に支配され、公開処刑が粛々と行われる2000年の同国の描写は、ドキュメンタリーさながらのリアリティと迫力だ。1970年代の活気あふれるカブール、2000年の荒廃しきったカブールともに、中国新疆ウイグル地区で撮影されている。
映画内の現地でのシーンは、公用語のひとつであるダリー語を使用しアメリカでのシーンのみ英語を使用するなどマーク・フォースター監督のこだわりが感じられる。
アカデミー賞作曲賞にアルベルト・イグレシアスがノミネートされたが、残念ながら授賞はならなかった。
【ストーリー】(一部ネタばれあり)
2000年のサンフランシスコ。小説家となったアミールは自分の小説が出版されるその日に、父親の親友ラヒム・ハーンから「君は今すぐ故郷に帰って来るべきだ」と電話が入る…。
ラヒム・ハーンは死期が迫っていることを悟り、重大な真実を伝える為に20年ぶりに故郷に帰らないかと懇願してきた。受話器越しに躊躇っていた彼だったが、決意してアフガン国境に近いパキスタンへ向かいラヒム・ハーンと再会を果たした。

1970年代のアフガニスタン。裕福な家の一人息子アミールは、召使いの息子ハッサンとまるで「兄弟のように」凧遊びをしたり映画を観にいったりと、仲よく暮らしていた。だがある日、小さな二人の絆は思いがけない出来事によって砕け散ってしまう。そこには子供の世界にも民族問題が持ち込まれていたのだった。
やがてソ連がアフガニスタンに侵攻。2人の関係は修復されることなく、アミールと父親は米国に亡命する。

アミールと父はサンフランシスコで生活を送っていた。大学卒業後、ソラヤとの結婚、父の死と異国の地で多くの経験をしながらも裕福ではないが幸せな日々を送っていた。
ラヒム・ハーンからの電話はそんなときに掛かってきたことで、アミールは故郷へ戻ることを躊躇っていた。

ラヒム・ハーンの口から聞かされたのは、彼にとっては衝撃の事実だった。ハッサンはタリバンに連れ去られ殺され、一人息子のソーラブも連れ去られ行方不明とのことだった。そして、ハッサンが遺言替わりにアミールへ残した手紙を渡された。
ハッサンはアミールへの恨み言は一切書かず、彼への信頼が書かれていた。そして、アミールは故郷へ戻る決意をした。そこで、彼は苦心の末にソーラブを連れ戻したが、彼が20年ぶりに戻った故郷で体験したことは余りにも過酷だった。
ソーラブを連れ戻す際に彼が対面したタリバン側の責任者...そう、アミールの脳裏の片隅に眠っていた記憶が蘇った。

そして、彼が、故郷へ戻る前にラヒム・ハーンから知れされたハッサンとの関係とは?ソーラブのその後の運命は?その点は映画館かDVDでチェック!して頂戴。
【鑑賞後の感想】
アフガニスタンを舞台にした映画で、しかも、監督の方針もあってアフガンでのシーンは全て公用語のダリー語を使うなどリアリティを追求した。それでも流石にロケだけはカブールでは難しいとみえて、中国の新疆ウイグル地区(この地区はイスラム教徒が多い)で敢行したとのことだ。

少年時代に兄弟のように育てられたアミールとハッサン。しかし、二人にはアフガンであっても民族の違い(アミールはパシュトゥーン人、ハッサンはハザラ人)や身分の違いなど解決し難い問題もあった。
映画内ではハザラ人のハッサンがパシュトゥーン人の悪ガキ三人組に襲われて、パシュトゥーン人のアミールが影に隠れて助けなかったシーンが印象的だった。この事件をきっかけに二人の仲は引き裂かれ、程なくしてソ連軍の侵攻で二人の間には亀裂が入ったままの関係で終わってしまった。

そのアミールがアメリカで小説家としての第一歩を印した日に、ラヒム・ハーンから報せが来る。アミールはすでにアメリカで安定した生活を送っていたことで、今更アフガンへの帰国を躊躇う。
この辺の気持ちも分からないではないが、彼が承知して故郷へ戻ってその目でみたアフガンは想像以上の世界だったはずだろう。何しろアメリカでの生活はそれなりに快適だっただろうし、彼にはソラヤという新妻もいるしね。

彼はパキスタンでラヒム・ハーンと再会するが、ここからがこの物語の一番大事な場面でもあった。彼は、父からも聞かされていなかったハッサンとの関係や母が亡くなった時の話も聴かされる。
この時のアミールは驚いただろうね。更に、アフガンへ入国してソーラブを連れ戻すときのタリバンの幹部の見覚えのある顔。彼がアメリカでいかに平和を享受していたか身をもって知ったと思えるシーンだった。

少年時代の絆は絶たれていたと思っていたアミール。アミールと別れてもハッサンは心の中でアミールを慕っていてソーラブを彼に託して亡くなった。20年以上を経て二人の絆は再び結ばれる。その絆の源は原題にあるように、凧揚げ競技の時に誓った言葉である。その時の誓いを忘れなかったアミールの胸中には、ハッサンを「裏切った」気持ちが残っていてソーラブ捜索もその贖罪の気持ちがあったのだろう。
アフガンとアメリカを繋いだ二人の少年の友情物語。ラスト・シーンを見ていたらグッと来るものを感じ余韻に浸った状態で映画館を後にしました。
【自己採点】(100点満点)
90点。ソーラブのこれからの人生が気になるな~。

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Last updated  2008.03.30 09:40:18
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