3936696 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

KINTYRE’S   DIARY~旧館

KINTYRE’S DIARY~旧館

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

kintyre

kintyre

Favorite Blog

第1484回miniBIG New! 諸Qさん

Siberian Khatru / y… New! ken_wettonさん

認知症を遅らせる「… New! まちおこしおーさん

モーニングショーよ… New! 真壁 正さん

☆乃木坂46♪川﨑桜(MC… New! ruzeru125さん

Comments

人間辛抱@ Re:仕事納め(12/29) どうもお久しぶりです。 新型コロナウイル…
背番号のないエース0829@ ヒトラー 映画〈ジョジョ・ラビット〉に上記の内容…
collins1313@ Re:私の好きな曲7、バグルスの「ラジオスターの悲劇」(06/05) 初めまして! 青春時代に聴いてまた最近ハ…
kintyre@ Re:映画『アメイジング・グレイス』を観て(03/27) >kaoritalyさん、こんばんは この映画…

Freepage List

2008.03.28
XML
カテゴリ:ヨーロッパ映画
29.エリザベス:ゴールデン・エイジ
■原題:Elizabeth:The Golden Age
■製作年・国:2007年、イギリス
■上映時間:114分
■字幕:戸田奈津子
■鑑賞日:3月8日、新宿アカデミー(歌舞伎町)
■公式HP:ここをクリックしてください
エリザベス.jpg
□監督:シェカール・カプール
□脚本:ウィリアム・ニコルソン
□脚本・製作総指揮:マイケル・ハースト
□製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、ジョナサン・カヴェンディッシュ
□製作総指揮:デブラ・ヘイワード、リザ・チェイザン
□撮影監督:デミ・アデファラシン
□編集:ジル・ビルコック
□プロダクション・デザイン:ガイ・ヘンドリックス・ディアス
□衣装デザイン:アレクサンドラ・バーン
□メイクアップ&ヘア・デザイン:ジェニー・シャーコア
□音楽:クレイグ・アームストロング、AR・ラーマン
キャスト


◆ケイト・ブランシェット(女王エリザベス1世)「ヴァージン・クィーン」と呼ばれた国家に全てをささげた女王
◆ジェフリー・ラッシュ(フランシス・ウォルシンガム)情報収集能力に長けた女王の側近
◆クライヴ・オーウェン(ウォルター・ローリー)様々な顔を持ち女王のお気に入りとなるが...
◆リス・エヴァンス(ロバート・レストン)女王暗殺を企てるカトリック教徒
◆ジョルディ・モリャ(スペイン国王フェリペ2世)イギリスとは対立関係にあった当時のスペイン国王で何かと干渉してくる
◆アビー・コーニッシュ(ベス・スロックモートン)女王の侍女として仕え信頼も厚かったが...
◆サマンサ・モートン(スコットランド女王メアリー・スチュアート)生後直ぐにスコットランド女王になるが後に追放される
◆エディ・レッドメイン(トーマス・バビントン)ロバート・レストンと共に女王暗殺を企てる
◆トム・ホランダー(アミアス・ポーレット)メアリー・スチュアートの監視役
◆アダム・ゴドリー(ウィリアム・ウォルシンガム)フランシスの弟ながら女王暗殺を企てる一味と共に活動する

【この映画について】
1998年公開の「エリザベス」の続編の形で制作され、主演もその時と同じオージーのケイト・ブランシェットが女王を演じる。
今回は女王として即位してから、国内外の様々な干渉や宮廷内の人間関係も含めて描いている「ヴァージン・クィーン」として自らの全てを国家にささげる生き方をした役を自分のものしたケイト・ブランシェットの演技も見所。
共演陣も豪華で新世界から帰還したウォルター・ローリー役は「キング・アーサー」「インサイド・マン」など話題作に次々と出演して、幅広い演技が売りのクライヴ・オーウェン。他には「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズでお馴染みのジェフリー・ラッシュ、「キャンディ」での故ヒース・レジャーとの共演や「プロヴァンスの贈りもの」で注目度がアップしているアビー・コーニッシュの二人ともオージーだ。
この作品はアカデミー賞ではケイト・ブランシェットが主演女優賞候補となったが授賞は逸した。しかし、衣装デザイン賞を見事に授賞したように、出演者の衣装は凝っていて一見の価値があります。
【ストーリー】(ネタばれ一部あり)
1585年、25歳でイングランド女王に即位したエリザベス。父王ヘンリー8世の遺志を継ぎプロテスタントの女王として即位したが、国内にはカトリック信者が大勢おり、不安と憎悪が渦巻いていた。
側近のフランシス・ウォルシンガムはスパイ組織を指揮し、国内外の反逆の試みを事前に察し陰謀の種を摘み取って行ったがその中には自らの弟も含まれていた。

その頃、ヨーロッパ列強はイングランドを占領すべく狙っており、スペイン国王フェリペ2世はことあるごとに圧力をかけてきた。さらにカトリック派のスコットランド女王メアリー・スチュアートの存在も火種となっていた。メアリーはエリザベスの従妹でもあり、不義の子であるエリザベスは王位に相応しくなく自分こそがイングランド王と主張していた。
メアリーはスコットランド女王の座を追われていてイングランド内で軟禁状態にあるが、背後ではスペイン王フェリペ2世が暗躍していたのは周知の事実だった。

そんな心の安らぐ暇の無い女王にとって、側近の侍女たちとの息抜き、特にお気に入りの同名の侍女ベスとの他愛も無い会話や遊びは唯一落ち着くひと時だった。
そんな折、新世界を探検してきた航海士ウォルター・ラリーの出現に女王の心は乱される。女王に近付いて航海資金を引き出そうと、女王の関心を引こうと必死だった彼は女王との謁見を許される。それからは女王とプライヴェートで会う事を許されていたが、ベスと密会を重ねるうちにベスが彼の子供を身篭り女王の怒りを買い宮廷を去ることになった。

エリザベス暗殺を企てた罪で処刑されたメアリーに怒り心頭のフェリペ2世は、当時、最強と謳われた「無敵艦隊」を組織しイングランド征服のため出航した。
この国家的危機に瀕し、女王は甲冑を身に纏い白馬にまたがり全軍を指揮するのだった。愛する女王のもとに兵士達の士気は高ぶり、不利な戦況の中で目の前に迫ってきた無敵艦隊に立ち向かっていった。

迫り来る無敵艦隊。その時、あの男が一つの戦略を授けたのだった。
【鑑賞後の感想】
1998年に公開された作品の「続編」として、同じくケイト・ブランシェットを起用した。この「エリザベス」公開以降の彼女の目覚しい活躍は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズへの出演などを見ても明らかだ。

今回の「ゴールデン・エイジ」では彼女の演技一つ一つに熱がこもっていて、彼女にとって女王役がはまり役であると同時に思い入れも強いのだろう。
ここでの演技が評価されて結果がアカデミー賞主演女優賞ノミネートであり、別の作品では助演女優賞に同時ノミネート(残念ながら無冠に終わったけど)されるなど記念すべき年になった。

ストーリー的には歴史的な事実を交えており、そこに、宮廷内の人間関係や陰謀などが盛り込まれていて「単なる歴史スペクタクル」作品に仕上がっていないのは好感が持てた。
ヴァージン・クィーンとして誰にも弱音を吐けない苦悩、裏切り、陰謀を、全て自分が強いリーダーシップを発揮することで解決してきた。その女王がほんの一時だけ、ローリー相手に見せた「一人の女」の素顔の描写は良かった。そしてローリーと侍女ベスの密会は女王が「ヴァージン・クィーン」として生きて行く上で、転機となった「事件」だったはずだ。

最後に、この映画の見所としてロケ地としてウェストミンスター大聖堂を始めとする歴史的名所での撮影が許可されたことも大きい。
やはり、この手の歴史を舞台にする映画を全てスタジオ内のセットやCGを使っての撮影では魅力も半減するからだ。映画に説得力を加える意味でもこうしたロケ地での撮影は大賛成である。
そして登場人物のメイクや衣装デザインなども細かく検証されていたようで、特に、衣装で登場人物がどういう地位にあるのかが分かる。女王の衣装の素晴らしさなどは、アカデミー賞授賞に相応しかった。
【自己採点】(100点満点)
81点。「ゴールデン・エイジ」の続編はどうなるのでしょうね?女王のその後の生涯を描くとか...。

人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.09.13 22:41:47
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X