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2008.04.06
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カテゴリ:アメリカ映画
32.アメリカ売った男
■原題:Breach,Based On A True Story
■製作年・国:2007年、アメリカ
■上映時間:110分
■鑑賞日:3月29日、シャンテシネ(日比谷)
■公式HP:ここをクリックしてください
アメリカを売った男.jpg
□監督・脚本:ビリー・レイ
□特別顧問:エリック・オニール
□製作:スコット・クルーフ
□撮影:タク・フジモト
□音楽:マイケル・ダナ
キャスト


◆ライアン・フィリップス(エリック・オニール)FBI捜査官を目指す訓練捜査官
◆ローラ・リニー(ケイト・バロウズ)オニールの女性上司で秘密任務を与える
◆クリス・クーパー(バート・ハンセン)アメリカ一のロシア通で退官間際のFBI捜査官
◆キャスリーン・クインラン(ボニー・ハンセン)バートの妻
◆デニス・ヘイスバート(ディーン・プリザック)バロウズの上司でありプロジェクト捜査チームのチーフ
◆カロリン・ダヴァーナ(ジュリアナ・オニール)旧東独出身のエリックの妻

【この映画について】
2001年2月18日、男女50名以上のFBIチームによる昼夜を問わぬ捜査により、特別捜査官ロバート・ハンセンが逮捕され、ロシアへ情報を提供したスパイ活動の嫌疑によって告発された。
そのハンセンを演じるのは個性派俳優として多くの出演作「シリアナ」「カポーティ」などがあるクリス・クーパーが熱演している。そのハンセンを追い詰めるエリック・オニール役は、「父親たちの星条旗」などのライアン・フィリップが個性を発揮している。
この映画はエリック・オニールの告白をベースに製作され、彼自身も「特別顧問」として関わっている。
【ストーリー】(一部ネタばれあり)
FBI訓練捜査官オニールは新しく創設される部署「情報管理部」で、定年間近のハンセン特別捜査官を密かに監視するように、上司であるケイト・バロウズから直接命令を受ける。

オニールは、ハンセンに対してFBIが性的倒錯者の疑いをもっており行動を逐一報告せよ言うのだった。オニールはこの役割を果たせば、念願である捜査官への道が開けると思った。
無愛想なハンセンだが、オニールは次第にその信頼を経て家族ぐるみで付き合うように。しかし、ハンセンにはなんら怪しいところはなかった。

疑問に思ったオニールは上司を問い詰るが、そこで明かされたのは、ハンセンが20年以上にわたってKGBに国家機密を漏らしていたという事実だった。
FBIは数年前から総勢50人の特別捜査本部を編成し捜査を続けている。彼らはFBI史上最悪の裏切り者の信頼を得たオニールが、彼から真実を引き出すことを期待していた。

だがハンセンは想像以上に用心深くしたたかだった。オニールは事務所内でハンセンが不在になる時間を何とか作ろうと画策する。ハンセン不在時に
彼のかばんからデータを盗むなど成果を上げていた。

ハンセンは自分の身に捜査が及んでいることを察知していた。定年による退官が間近に迫っていることもあって、ハンセンはスパイ行為から身を引こうとしている。ハンセンがロシア側との取引を止めてしまうと、現行犯逮捕は望めず、今までの苦労も水の泡となってしまうので捜査チームにはオニールに彼がロシア側と取引をするように仕向けるのだった。

そして、ハンセンはついに動き出した。その日、ハンセンは何時もと同じように事務所へやってきた。情報提供用に封筒を用意し、用心深く待ち合わせ場所へと急行する。そこでハンセンは急行してきた警察官らに逮捕される。

ハンセンはその後どうなったのか?オニールのこの捜査への貢献は?
【鑑賞後の感想】
スパイ関係を取り扱った映画は、過去にも多く製作されているし巨匠ヒッチコックもそうだった。
この作品が従来のと異なるのは、「アメリカを売った男」は2001年に発覚した事件の当事者が映画制作に直接携わっている点にある。
主人公はFBIで対ソ(ロシア)情報分析担当官として右に出るものはいないとされていて人物が、こともあろうかロシア側に情報を提供していたという点がまさに「アメリカを売った男」と呼ばれる所以だ。

ロバート・ハンセンはFBI捜査官として誰よりもロシア通として知られていた人物で、しかもコンピュータにも精通していることから、その立場を利用してFBI内部の情報を引き出すことは容易かった。
更に、FBI内部の情報漏えいを捜査するプロジェクト・チームのチーフを務めていた時代もあり、FBI内部の動きは全て筒抜けだった。

だが、このハンセンもやはり「人間」だった。この人間の弱点は「性」と「カネ」だった。文明社会に生きる人間にとって、カネと性にのめり込むと付け入る隙を与えてしまう。
ハンセンは妻とのセックスを自慢し、それをネット内に実名で発表するなどひけらかしていた。
職場の机にエロビデオを隠し持ち、そうした仲間との交流もありFBIはそうした動きを全て把握していた。最後は、FBIの執念の捜査が身を結ぶのだが、FBIの対外秘密情報を取り扱う部署で、それもよりによって旧敵国のロシアにアメリカの重要機密をばらした罪は深い。

ハンセンのもたらした情報の中には、大統領の緊急時の避難先なども含まれていたとのことだ。これはアメリカにとっても一大事だろう。
日本人の感性からすると、FBIでこうした不祥事が起きるとは考えられない。FBIでさえこうした不祥事が発覚するのだから、日本が「スパイ天国」と呼ばれるのも分かるような気がする。
内閣情報官の情報漏洩や防衛庁職員や自衛官による情報持ち出し漏洩などの記事を目にするのも珍しくない。

この映画で一番印象に残ったシーンは、ラスト前の部分。エリック・オニール省内でエレベーターに乗ろうとして扉が開いた瞬間、そこに現れたのは両脇を抱えられた逮捕されたハンセンだった。そこで彼は発した一言「Pray For Me...」だった。

因みに、ロバート・ハンセンの収容先の刑務所は公表されていない。彼のもたらした情報の損失は「10億ドル以上」とも言われている。
【自己採点】(100点満点)
71点。実話に基づいた構成のため、娯楽性は排除されているので点数はこれで妥当だと思う。

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Last updated  2008.04.24 22:27:18
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