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カテゴリ:野球・埼玉西武ライオンズ2008
埼玉西武ライオンズ~2008年日本一・アジア一へ向けての軌跡! 先週は1試合が雨天中止となり3試合と少なかった。前半の所沢でのファイターズ戦は今季初の引き分け、後半のゴールデンイーグルスは延長戦で勝利と3試合ながら負けなしだった。 2位ファイターズが勝ったり負けたりの繰り返しで、レギュラー選手の故障が続き苦しい戦いが続くが去年も4月後半からエンジンが掛かってきた。ホークスも抑えの馬原離脱が大きく勝率5割を行ったり来たりで、この状態を続けてもらいたい。 さて、今週は先週が3試合と少なかったことで、先発投手の順番が随分と変わってくる。雨天中止で登板が飛んだ石井一は明日の先発だ。 カンザスシティ・ロイヤルズは野茂英雄投手に戦力外通告をしたと発表した。 野茂は球場に姿を見せず、テイラー副ゼネラルマネジャー(GM)は、今後について「他球団からトレードの話がなかった場合、自由契約になる」と述べ、ロイヤルズが野茂と再契約する考えがないことを明かした。 春季キャンプにマイナー契約の招待選手として参加し、開幕直後に3年ぶりのメジャー昇格を果たした野茂だったが、中継ぎで好結果を残せなかった。3試合で計4回1/3を投げ、3本塁打を含む10安打9失点、3奪三振、防御率18・69の成績だった。 開幕から投手陣がチームをけん引するロイヤルズにとって、防御率が18・69では敗戦処理の要員としても野茂の居場所はなかった。 キャンプでは持ち球のストレート(フォーシーム)、フォーク、カーブ以外にもスライダー、ツーシーム、チェンジアップを練習するなど意欲的に取り組んでいたようだった。 しかし、いざメジャーに昇格しても、彼の持ち味である三振を取るためにストレートとフォークに頑固なまでに拘り続けた結果が「戦力外通告」を受ける一因にもなった。 キャンプで野茂の球を受けた正捕手オリヴォもツーシームには手ごたえを感じていたが、野茂にはそうした球種は「妥協」と映っていたようだ。ストレートが135~138km/h程度でフォークの制球が甘ければ打たれるのは分かりきっていた。 野茂に再び引退の危機が訪れたようだが、現在の実力ではメジャー他球団移籍は限りなくゼロに等しい。ロイヤルズはヒルマン監督が日本人選手に理解があったが、マイナーリーグを含めても「再雇用」は...難しいようだ。 たとえこのまま引退となっても、彼がパイオニアとして築いた日本人選手のメジャーリーグへの道を切り開いた功績は褪せることは無い。 【野茂のメジャーリーグでの足跡】 野茂は1994年オフに近鉄を退団してメジャー挑戦をする。ドジャースとマイナー契約を結び、開幕直後に念願のメジャー初登板を果たした。 そのドジャースを退団してからの野茂の所属先は目まぐるしく替わった。 (近鉄)~ドジャース~メッツ(吉井とチームメイト)~カブス・マイナー~ブルワーズ(マイナーAAでの登板を経て昇格)~タイガース~レッドソックス(両リーグで無安打無得点試合を達成)~ドジャース~デビルレイズ(日米通算200勝達成)~ヤンキース・マイナー~ホワイトソックス・マイナー~ロイヤルズ ◆ロイヤルズ・ヒルマン監督の話 「残念ながら、野茂の速球は春季キャンプで見せたものではなかった。彼はプロフェッショナルで、チームにいい影響をもたらしてくれ、感謝している。(今後どうするのかは)話さなかった」 ◆ロイヤルズ・薮田投手の話 「(野茂投手から)昨晩、食事の席で「頑張れ」と言われました。右も左も分からない中で、いろいろと教えてもらい、すごい大きな存在でした」 ◆ロイヤルズ・テイラー副GMの話 「難しい決断だったが、チームを前進させるためには必要だった。トレードの話がなければ、彼は自由契約になる」 MLB.JPに興味深い記事があります ←「野茂、戦力外通告!」関係のブログ満載! ←西武ライオンズのことならここ ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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