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2008.04.27
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カテゴリ:ヨーロッパ映画
40.つぐない
■原題:Atonement
■製作年・国:2007年、イギリス
■上映時間:124分
■字幕:関美冬
■鑑賞日:4月20日、テアトルタイムズスクエア(新宿)
■公式HP:ここをクリックしてください
つぐない.jpg
□監督:ジョー・ライト
□脚本:クリストファー・ハンプトン
□原作:イアン・マキューアン
□製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、ポール・ウェブスター
□撮影監督:シーマス・マクガービー
□編集:ポール・トシル
□衣装デザイン:ジャクリーヌ・デュラン
□美術監督:サラ・グリーンウッド
□音楽:ダリオ・マリアネッリ
キャスト


キーラ・ナイトレイ(セシリア・タリス)大屋敷に住むタリス家の長女
◆ジェームズ・マカヴォイ(ロビー・ターナー)タリス家の使用人の息子で身分の違いを乗り越えてセシリアと恋に落ちる
◆シアーシャ・ローナン(ブライオニー・タリス)タリス家の次女で美しい姉セシリアに嫉妬する
ロモーラ・ガライ(ブライオニー18歳)成長して看護士として働くブライオニー18歳
ヴァネッサ・レッドグレイヴ(老年のブライオニー)死期が近付き過去を振り返るブライオニーの老年
◆ブレンダ・ブレッシン(グレース・ターナー)タリス家の使用人でロビーの母
◆パトリック・ケネディ(リーオン・タリス)タリス家の長男
◆ハリエット・ウォルター(エミリー・タリス)セシリア、ブライオニーの母
◆アンソニー・ミンゲラ(TVインタビュアー)老年のブライオニーにインタビューする

アンソニー・ミンゲラ氏は「コールド・マウンテン」の監督を務めましたが、ここでは俳優として出演しています。しかし、残念ながらロンドンで3月末頃急死したという訃報を聞いて驚きました。冥福をお祈りいたします!※
【この映画について】
1930年代のイギリスを舞台に、『プライドと偏見』のジョー・ライト監督が壮大なスケールで描く、切なくも美しい大河ロマン『つぐない』。
本年度アカデミー賞主要7部門にノミネートされ、作曲賞を受賞しゴールデン・グローブ賞で作品賞を制した話題作だ。原作はイアン・マキューアンの最高傑作と称される「贖罪」である。
政府官僚の長女に生まれた美しいヒロイン・セシリアを演じるのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのキーラ・ナイトレイ。セシリアの妹18歳の役にはオゾン監督作品「エンジェル」での演技が印象的なロモーラ・ガライ、老年期の妹役はメリル・ストリープとの競演作「いつか眠りにつく前に」が話題を呼んだヴァネッサ・レッドグレイヴが演じる。
【ストーリー】(一部ネタばれあり)
1935年、戦火が忍び寄るイギリス。政府官僚の長女に生まれた美しいヒロイン、セシリア。兄妹のように育てられた使用人の息子・ロビーを、身分の違いを越えて愛しているのだと初めて気付いたある夏の日、生まれたばかりの二人の愛は、小説家を目指す多感な妹・ブライオニーのついた哀しい嘘によって引き裂かれることになる。

家出した双子のいとこジャクスンとピエロを捜すため、皆が手分けして広大な敷地内を捜索している最中、いとこのローラが何者かに襲われる。偶然にも現場に居合わせていたブライオニーは、ローラを襲ったのは「ロビー」であると警察官の取調べで証言する。
その背景には、姉とロビーが図書室の暗がりで愛し合っている場面をみてしまいロビーに対する嫌悪感を持っていたことも影響していた。

ロビーは犯罪者として収容され、刑期短縮を条件に従軍する道を選ぶ。生と死が背中合わせの、戦場の最前線に送り出されるロビー。彼の帰りをひたすらに待ち、「私のもとに帰ってきて」と手紙をしたため続けるセシリア。
家族と離れてロンドンで看護士として生活し、ロビーが戦場に送り出される前の僅かな自由時間を利用してカフェで密会を繰り返す二人。

そして、自分の犯した罪の重さを思い知らされるブライオニー。時は流れて、1999年。
ロンドンのTV局のスタジオで、自身が出版した「つぐない」についてのインタビューを受けている。そこで彼女が語った「真実」とは...
【鑑賞後の感想】
妹の姉とその恋人への嫉妬心が二人の運命を切り裂いてしまう話。
最初からストーリーを追っていく形でスタートするのだが、その話は成長し老年に達した妹が最後に「真実」を語る。その「真実」が妹の口から語られるのだが、その「真実」とそこまで語られてきたストーリーとは「異なる」。
なぜ異なるのかは観て感じてもらいたいが、そのギャップは果たしてそれで良かったのかは分からない。それでも妹の不用意な感情が二人を傷付けたことは事実で、妹は終生、自らが狂わせてしまった二人の運命を「小説家」として成功することで「贖罪」を果たそうとしていた。

しかし、一度狂ってしまった二人の恋人の人生は二度と戻らなかった。身分の違いを乗り越えて結ばれる寸前だった二人にとって、短い人生の中で二人が過ごした共通の時間とは何だったのだろうか?
妹が本の中で語った出来事と、TV局のインタビューで語った「真実」。「真実」は余りにも残酷であった。残酷な人生だっただけに本の中では、そんな「真実」は語りたくなかったのであろう。
印刷された本は永久に残るが、TVで語った「真実」は視聴者の「記憶」には残るだろうが「記録」としては残らない。老年のブライオニーにすれば、それは精一杯の「贖罪」だったのだろうか?
【自己採点】
83点。ストーリーの構成に多少の疑問は残るが、全体としては良かった。

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Last updated  2009.01.25 22:58:31
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