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カテゴリ:野球/パ・リーグ
オリックスのテリー・コリンズ監督が交流戦の阪神戦後に記者会見し、辞任を表明した。現役時代に近鉄の内野手として盗塁王を獲得するなどして活躍した大石大二郎ヘッドコーチが監督代行として当面指揮を執る。 コリンズ監督は就任2年目。昨年はメジャー流の采配などが機能せず、最下位に沈んだ。今季は3度の4連敗などで21勝28敗。「自分の中で限界も見え、野球をするための情熱や炎が消え去った」とシーズン途中で退く理由を語った。 同監督は米大リーグでアストロズ、エンゼルスの監督を歴任。低迷に苦しむオリックスの再建を目指したが、通算83勝105敗5分けに終わった。マイク・ブラウン投手チーフコーチ、ジョン・ディーバス打撃チーフコーチも辞任した。 オリックスは最近でも石毛、レオン、伊原、仰木、中村、今回のコリンズと不成績を理由に監督がコロコロと替わっていたが今回も同じだった。 オリックスの低迷はイチロー、長谷川、田口、木田らがMLBへ移籍してから始まり、観客動員数もバファローズとの統合があっても起爆剤とはなっていない。そして、何よりも補強策が実っていない。 昨オフにフロントはパウエル獲得に失敗し、挙句に、エース級の平野とデイビーを故障で欠きながらも満足な補強はなくパウエルの替わりにコリンズ監督のかつての教え子のオーティズを急遽獲得したが、登板のたびに打ち込まれており戦力になっていない。 打線は西武を退団したカブレラを獲得し「ローズ、ラロッカ、カブレラ」の「メタボ」クリーンアップも機能していない。ラロッカは故障で登録抹消中、カブレラは全盛期を過ぎており低打率に喘いでいる。辛うじてローズ一人が何とか頑張っているがローズも年齢的にキツイので、彼を生かす人材がいない。 横浜から大西を放出して獲得した古木、阪神とのトレードで獲得した濱中と吉野。しかし、阪神へ放出した平野が2番に定着するなどトレードも機能していないのは疑問だ。 コリンズ監督の「迷采配」に対してファンもチームも疑問に感じていた点は多かっただろう。西武ファンである私でさえ、オリックス戦を観戦していて疑問を感じる人選が数多くあったのでオリファンなら尚更でしょう。 しかし、コリンズ監督一人を責めるのも可哀相だ。監督の意図を汲まずにフロントのバックアップ体制も満足に無い異国の地で、バレンタイン監督(一度は広岡GMと対立して退団しましたが)やヒルマン監督のように我慢強く日本文化を理解しながら融合する采配を取れなかったのは残念だ。 大石ヘッドコーチは急な監督代行就任で戸惑いもあるだろう。そして、サーパスで調整する清原(現在、再び故障中)の存在も厄介だろう...。健闘を祈る! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 自己PRコーナー:今度、「旅行ブログ」を開設しました。徐々に旅行記を増やしていきますので、宜しければご覧下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ←「オリックス・コリンズ監督辞任!」関係のブログ満載! ←西武ライオンズのことならここ ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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