|
カテゴリ:日本シリーズ、交流戦、球宴、国際試合
【野球】 野球の3位決定戦で日本は米国に4-8で逆転負けを喫して「屈辱の」4位となり、2大会連続の銅メダルは成らなかった。メダルを逃したのは2000年シドニー大会以来で、全員プロ選手で臨んでからは初めて。(シドニー大会はプロ(パ6セ2)・アマ混成チーム) 公開競技として1984年のロス大会から始まった野球だが、そのロス大会では決勝で地元米国をドジャースタジアムで破り金メダルを獲得したが、正式競技となったバルセロナ大会以降は遂に金メダルに手が届かなかった。 【野球五輪成績】 1984年 金(公開競技)キューバの不参加で急遽社会人と学生で編成も金メダル! 1988年 銀(公開競技)野茂、潮崎らを擁した編成も決勝で米国に敗れて銀! 1992年 銅(正式種目として採用)正式種目としてスタートも銅 1996年 銀 壮絶な打撃戦も決勝でキューバに敗退で銀 2000年 4位初のプロ参加(松坂、黒木ら)もアマ選手が足を引っ張り韓国に敗れて4位 2004年 銅 オールプロで臨み全勝で予選1位も豪州に敗れて銅 2008年 4位ご覧の通りの「屈辱の4位」で終わる!! 【敗因】 不調や故障を抱える打者が多かったのと、型にはまった起用と元教え子の選手を中心とした救援投手の不可解な起用など、帰国と同時に各方面からのバッシングの嵐に晒されるだろう。 審判の一定しない判定やタイブレーク制の導入などに責任転嫁をしてはならない。韓国は直前合宿を張っていたキューバと強化試合を行い、カナダとアメリカは合宿地で強化試合を行うなどして調整をしていた。日本は公式戦優先で球宴やリーグ別の強化試合だけでは物足りない。やはり参加国との強化試合などを通じて国際試合の雰囲気や相手選手の分析をするなどの対策が必要だった。台湾、中国チームに声を掛けて3カ国での強化試合も可能だったかもよ。 人選については余り言いたくは無いですが、投手陣では「中継ぎ専用」投手が一人も代表入りしていない。野手では外野手が4人(内1人は森野)と内野手も二遊が本職の選手が多く一・三塁専門の選手層が薄かった。G.G.佐藤もチームではライトが本職でレフトは守らない。 精神面ではアジア予選の時のほうがモチベーションが高かったと感じた。公式戦最中の代表入りと公式戦終了後の代表入りの差だろうか?韓国人選手は緊張感が高まっていた。 オールプロで編成され、公式戦の日程にも配慮してもらいながらメダル無しで帰国では国民は(私もそうですが)決して許さないでしょう。 星野監督は来春のWBC代表監督就任の報道もあるようだが「潔く辞退」して下さい。 【3位決定戦】 さて、試合の方は荒木(中日)の1回の先制本塁打と青木(東京ヤクルト)の3ラン本塁打で三回までに4-1とリードした。 だが、その裏に和田(福岡ソフトバンク)が3ランを浴びて追い付かれ、救援した川上(中日)が五回に2点本塁打などで4点を失った。八回にはダルビッシュ(北海道日本ハム)を投入したが、すでに大勢は決していた。ダルビッシュと上原の早い回での投入も無く、大勢が決まってからのエース登板は何の意味も持たない。 【決勝戦】 決勝戦は予選1位の韓国が予選2位のキューバに3-2で勝利し全勝で金メダル獲得となった。という事は予選の順位と同じだったことを意味する。 キューバは9回裏に1死満塁と一打逆転優勝のチャンスを得たが、遊ゴロ併殺で試合は終わった。 【成績】 ~予選リーグ~ ●日本2-4キューバ○ ○日本6-1台湾● ○日本6-0オランダ● ●日本3-5韓国○ ○日本1-0カナダ● ○日本10-0中国●(7回コールド) ●日本2-4アメリカ○(11回タイブレーク) ~決勝リーグ~ ●日本2-6韓国○ ●日本4-8アメリカ○ 個人成績はこちらです 星野仙一監督 「結果はそのまま受け止めないといけない。われわれに力がなかった。日本で金メダルを待っていたファンの方々に申し訳ないという気持ちでいっぱい。たまたまこの期間だけ調子が悪かったと思っている。日本の野球はこんなもんじゃない。選手は必死にやってくれた」 山本浩二コーチ 「残念のひと言。申し訳ない。いい訳になるが、故障者もいて、打線に(気持ちで)乗ってくるものがなかった。短期決戦の難しさ」 宮本慎也主将(東京ヤクルト) 「当然金メダルを期待されていて、プレッシャーがないわけではなかった。でも、プロの選手なので、それを感じながら結果を出さないといけないのを承知で、このユニホームを着ていた。2大会連続キャプテンで期待に応えられず、責任を感じている」 和田毅(福岡ソフトバンク) 「見ての通り、甘い球を打たれた。厳しいところを全部ボールにされて、それでもそこに投げ続けられなかった。メダルを取れず、悔しさ、ふがいなさ、申し訳なさを感じる」 稲葉篤紀(北海道日本ハム) 「全力でやった。力がなかったということ。精神的にも技術的にもボヤッとしていると、世界では勝てない」 G・G・佐藤(埼玉西武) 「全力でやったけど、皆さんに迷惑をかけた。力不足でした。正直、出られたことに感謝している」 川上憲伸(中日) 「ひと踏ん張りできなかった。全力でいった結果。昨年からここだけを目標にやってきた。ショックです」 ダルビッシュ有(北海道日本ハム) 「今回はキューバにやられた。機会があれば借りを返して、逆の結果にしたい」 阿部慎之助(読売) 「みんな一生懸命にやった。負けたのは力がなかったということ。今後の野球人生につなげたい」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 自己PRコーナー:今度、「旅行ブログ」を開設しました。「オールスター観戦記」はこちらご覧いただけます!! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ←「星野JAPAN屈辱の4位!」関係のブログ満載! ←西武ライオンズのことならここ ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日本シリーズ、交流戦、球宴、国際試合] カテゴリの最新記事
|