|
テーマ:ミニ・シアター系映画(152)
カテゴリ:アメリカ映画
76.ああ、結婚生活
■原題:Married Life ■製作年・国:2007年、アメリカ ■上映時間:90分 ■字幕:古田由紀子 ■鑑賞日:9月17日、ル・シネマ(渋谷) □脚本:オーレン・ムーヴァーマン □衣装:マイケル・デニソン ◆クリス・クーパー(ハリー・アレン) ◆パトリシア・クラークソン(パット・アレン) ◆ピアース・ブロスナン(リチャード・ラングレー) ◆レイチェル・マクアダムス(ケイ・ネスビット) ◆デイヴィッド・ウェナム(ジョン・オブライエン) ◆デイヴィッド・リッチモンド=ペック(トム) ◆エリン・ボイズ(ベッキー) ◆アナベル・カーショー(ミス・ジョーンズ) ◆シーラ・パターソン(ウォルシュ夫人) ◆テレンス・ケリー(アンダーソン医師) ◆ティモシー・ウェバー(アルヴィン・ウォルターズ) 【この映画について】 長年連れ添った1組の夫婦を通し、1940年代のアメリカにおける結婚観や夫婦観をユーモラスに映し出した恋愛喜劇。 『アダプテーション』のクリス・クーパーと『エイプリルの七面鳥』のパトリシア・クラークソンが、互いに不可欠な存在でありながらも、一方では浮気を隠し続けている夫婦を魅力的に演じる。 1940年から1950年代のハリウッド作品をほうふつとさせるエレガントでスリリングな展開に、アイラ・サックス監督の演出力が光る。 (この項、シネマトゥデイより転載しました) 【ストーリー&感想】 1940年代のアメリカ。会社を経営するハリーは、郊外の高級住宅地に妻パットと二人で暮らしていた。熟年期に入った二人はこれまで愛情を注ぎあい、それなりに平和な夫婦生活を送ってきたのだが、ここへきてハリーが若く美しい未亡人ケイに心を奪われてしまう。 ハリーは長年連れ添ったパットと別れて、残りの人生をケイと共にする決心をしていた。ケイとの未来を疑わないハリーは、親友のリチャードに秘密を打ち明け、ケイを引き合わせる。 ところが、リチャードはケイにひと目で恋に落ちてしまった。しかも、ハリーが多忙のときにはケイを訪ねてほしいとリチャードに頼んだことで、リチャードとケイの距離はますます縮まっていくのだった。 そんな中、ハリーはなかなかパットに離婚を切り出せず焦っていた。思い悩んだハリーは、パットを二度と立ち直れない状況に追い込むよりは、いっそのこと殺してしまおうという大胆な計画を思いつく。 そして、ハリーは不器用ながらも殺人計画を着々と進めていった。同じ頃、ハリーの所有する別荘を訪ねたリチャードは、パットの浮気現場を目撃、はからずもハリーとパット、二人の秘密を知ることになる。リチャードはその立場を利用して、ケイを手に入れるための画策をする。果たしてハリーは自分の願望をかなえられるのか……。 この映画、ストーリー的にはさほど印象には残らないのだが、ハリーとパット夫妻は共に相手に内緒で愛人が居て密かに離婚を画策して、もし急に切り出したら相手は困るだろうと考えている。 夫婦が同じことを考えているのを知っていたのは、ハリーの友人であるリチャードで、そのリチャードはハリーの浮気相手であるケイに一目ぼれしているから、ハリーがケイと再婚するなどど言い出したら、リチャードはケイとの関係が終わってしまうから、三者三様の思惑の糸が絡んでという内容。 ハリーがパットを如何にして殺そうと悩み、どんな方法にしようか決めかね、いざとなると怖気ずくクリス・クーパーと、意外とあっけらかんとしているパトリシア・クラークソン、シリアスな役柄が板に付いていないピアース・ブロスナンなど、俳優陣の演技の違いにも注目。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.10 23:17:45
コメント(0) | コメントを書く |