ノリ、楽天でも背番号「99」
中日からFA宣言した中村紀洋内野手が、東北楽天と入団契約を結び会見した。
背番号は中日入団時につけた「99」に引き続き決まり、「(野村監督に言われた)枯れたヒマワリを、もう一度咲かせたい」と新天地での活躍を誓った。年俸は2年契約3億円。
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中日との交渉で複数年契約を希望していた中村紀は、1年契約7000万円を提示した中日側との交渉は決裂してFA宣言。中村紀は中日に入団した経緯からシーズン当初はFA権行使に否定的な発言をしていた。しかし、来季の落合構想では3塁は「森野」が、1塁はレフトからコンバートの「和田」を起用することが固まっていた。1塁と3塁がポジションの中村紀にしてみれば、来季は控えに甘んじる可能性が高いことからFA宣言を決意していた。
中村紀のFA宣言に真っ先に反応したのが東北楽天だった。そもそも中村紀が米国から帰国しオリックスに入団したときも揉めていた。近鉄が消滅した際に中村紀は長期契約を結んでいたが、オリックス入団を拒否してポスティングでドジャースとマイナー契約を交わした。
だが、ドジャースで出番が殆どなくマイナー生活を余儀なくされたことで帰国した。この時、旧近鉄選手の保有権を保持するオリックスへの入団を選択せざるを得なかった。
旧近鉄選手が球団の土台となっている東北楽天には礒部、高須、岩隈、有銘、藤井など元チームメイトが多いのも好都合だろう。
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野村監督は今季3塁と1塁を掛け持ちしていた主砲フェルナンデスの守備力を度々嘆いていた。打力は99打点を稼ぐなど欠かせない選手だが好不調の波も激しく気分屋の主砲の扱いには手を焼いていた。
中村紀は3塁守備ではゴールドグラブ賞を受賞するなど定評があり、「三塁を守れて長打力のある右打者」を補強の最重要ポイントに挙げていた東北楽天の思惑と一致した。尚、フェルナンデスの去就は未定だが、一時、ホークスが獲得に乗り出すとの憶測が出ていたが...
中村紀は「野村監督の『クライマックスシリーズ出場にはお前の力が必要だ』という言葉で、東北楽天入りを決めた。精いっぱい自分の力を出し切り、監督を胴上げしたい」と抱負を述べた。また、米田純球団代表が「試合に限らず、さまざまな面で若い選手のかがみになってほしい」との野村監督のコメントを読み上げた。
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