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テーマ:ミニ・シアター系映画(152)
カテゴリ:ヨーロッパ映画
100.マルセイユの決着(おとしまえ)
■原題:Le Deuxieme Soufele ■製作年・国:2007年、フランス ■上映時間:156分 ■鑑賞日:12月20日、シアターN渋谷(渋谷)
◆ダニエル・オートゥイユ(ギュ) ◆モニカ・ベルッチ(マヌーシュ) ◆ミシェル・ブラン(ブロ警視) ◆ジャック・デュトロン(オルロフ) ◆エリック・カントナ(アルバン) ◆ニコラ・デュヴィシェル(アントワーヌ) ◆ダニエル・デュヴァル(ヴァンチュール) ◆ジルベール・メルキ(ジョー・リッチ) ◆ジャック・ボナフェ(パスカル) ◆フィリップ・ナオン(ファルディアーノ) ◆ジャン=ポール・ボネール(テオ) 【この映画について】 たとえ時代遅れであろうとも、自分の流儀を貫く男に、このところますます円熟味を加えたダニエル・オートゥイユが扮し、一本筋の通ったギャングの生き様(あるいは死に様か)を描いた本作。 フィルムノワールの巨匠ジャン=ピエール・メルヴィルが、一度は死刑判決を受け11年間の服役の後、作家に転身したジョゼ・ジョヴァンニの小説「おとしまえをつけろ」を映画化した1966年の名作『ギャング』のリメイクである。 メガホンをとったのは、映画監督としても活躍したジョヴァンニの助監督をつとめたこともある『めぐり逢う朝』のアラン・コルノー。ギャングの情婦をブロンドで演じモニカ・ベルッチが女っぷりを一段と上げている。 (この項、gooより転載しました) 【ストーリー&感想】 1960年代、フランス。脱獄した大物ギャング、ギュは、亡き相棒の愛人マヌーシュや暗黒街の仲間たちに会うためにパリへ向かう。だが、街の様相は一変していた。頭角を現していたのは、私利私欲のために堅気の人間を襲うことも厭わない、顔役ヴァンチュールの弟ジョー・リッチ。 マヌーシュと彼女の用心棒がその一味の襲撃を受けたとき、現れたギュが窮地を救う。静かに闇に葬られるチンピラたち。暗黒街の変わりように失望した彼は、マヌーシュを連れて国外逃亡を企てる。 マルセイユに移った二人の間には、いつしか愛が芽生えていたのだった。そこで、彼は逃亡資金を得るため、昔馴染みの一匹狼オルロフの持ちかけた金塊強奪計画に加わる。 だが、その首謀者はヴァンチュール。計画は成功するが、ギュはパリ市警のブロ警視に捕らえられる。頭脳明晰なブロ警視の罠にはまった彼は、首謀者ヴァンチュールの名前を吐いてしまう。これによって仲間から裏切り者の汚名を着せられたギュは、屈辱を晴らすべく、再び脱獄。 一方、兄を捕らえられたジョーは、裏切り者の始末にオルロフを差し向ける。暗黒街に姿を現したギュは、マヌーシュへの愛を胸に最後の大仕事に挑む……。 この映画、最近では少なくなってきたフィルムノワールを踏襲した作品である。ダニエル・オートゥイユはやモニカ・ベルッチが醸し出す貫録は流石である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.22 22:21:15
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