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テーマ:映画館で観た映画(8524)
カテゴリ:アメリカ映画
9-1.アンダーカヴァー
■原題:We Own The Night ■製作年・国:2007年、アメリカ ■上映時間:117分 ■字幕:栗原とみ子 ■鑑賞日:1月1日、新宿ミラノ(歌舞伎町) ■公式HP:ここをクリックしてください □監督・脚本:ジェームズ・グレイ □製作:ニック・ウェクスラー、マーク・バタン、マーク・ウォールバーグ、ホアキン・フェニックス □製作総指揮:トッド・ワグナー、マーク・キューバン、アンソニー・カタガス □共同製作:クーパー・サミュエルソン、マイク・アプトン □撮影監督:ホアキン・バカ=アセイ □編集:ジョン・アクセルラッド □美術:フォード・ホイーラー □衣装デザイン:マイケル・クランシー □音楽:ヴォイチェフ・キラール ◆ホアキン・フェニックス(ボビー・グルジンスキー、グリーン)警官一家のはみ出し者で母の姓を名乗っている ◆マーク・ウォールバーグ(ジョゼフ・グルジンスキー)NY市警のエリート警察官で一家の期待の星 ◆ロバート・デュヴァル(バート・グルジンスキー)ジョゼフとボビーの父で自身もNY市警の警視 ◆エヴァ・メンデス(アマダ・フアレス)ボビーのプエルトリコ人の恋人 【この映画について】 時代は1980年代。厳格な父親、優等生の兄がいる警察一家を出て、裏社会で暮らしていた男が、自分の意思とは裏腹に警察とマフィアの争いに巻き込まれていく。 悩める主人公を演じるホアキン・フェニックス、ボビーの兄を演じるマーク・ウォールバーグは最近では「ハプニング」「ザ・シューター、極大射程」などで主役を演じるなどハリウッドでもトップクラスの人気だ。 【ストーリー&感想】 1988年のニューヨーク。警官一家に生まれたボビーは母の姓を名乗り、ブライトン・ビーチにあるロシア人経営のナイト・クラブ「エル・カリブ」のマネージャーとして働く。 オーナーとの関係も良好なボビーだったが、そのオーナーの甥に麻薬取締班が目をつける。それを指揮するのはボビーの実兄のジョゼフと父のバート。彼らはボビーに協力を求めるが、ボビーは申し出を断る。しかしジョゼフが撃たれ、父にも危険が迫り、ボビーはどちらの側につくか決断を迫られる。 ジョゼフはエル・カリブに乗り込み一斉検挙の作戦に出た。しかし、肝心のボスであるニジンスキーを取り逃してしまい、逮捕した手下からも有力情報を得ることが出来ず作戦は失敗に終わる。 これを機に一家内の対立は深まり、その日の夜にジョゼフは覆面をしたバイクの男に狙撃され重傷を負う。ニジンスキーの次のターゲットは父バートであることが判り、ボビーは自分を責める。 こうしてロシア・マフィアとそれを取り締まる側のNY市警とその一家を巡る戦いは激化する。 当初は父と兄に対して一線を引いていたが、ボビーも兄が狙撃されたことで目が覚めたのか警官一家に育った誇りを取り戻す。 まあ、こうしてマフィアとグルジンスキー家の構図が出来上がり、不肖の息子だったボビーも立派に警察官への道を歩むことになる。父の自慢の息子で敷かれたレールをそのまま歩んできた優等生の兄と、そんな兄と父への反発を前面に出してはみ出していった弟。 この映画はこの一家の人間ドラマを中心に、それを演じる兄と弟と父を演じた3人のキャスティングの上手さと演技力が光った作品だった。 【自己採点】(100点満点) 77点。 ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
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Last updated
2009.08.23 22:04:41
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