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カテゴリ:ヨーロッパ映画
9-4.007慰めの報酬
■原題:Quantum Of Solace ■製作年・国:2008年、イギリス・アメリカ ■上映時間:106分 ■字幕:戸田奈津子 ■鑑賞日:1月17日、新宿ミラノ(歌舞伎町) □脚本:ポール・ハギス、ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド □撮影:ロベルト・シェイファー □主題歌:「アナザー・ウェイ・トゥ・ダイ」アリシャ・キーズ&ジャック・ホワイト ◆ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド) ◆オルガ・キュリレンコ(カミーユ) ◆マチュー・アマルリック(ドミニク・グリーン) ◆ジュディ・デンチ(M) ◆ジャンカルロ・ジャンニーニ(レネ・マティス) ◆ジェマ・アータートン(フィールズ諜報員) ◆ジェフリー・ライト(フィリックス・レイター) ◆イェスパー・クリステンセン(ミスター・ホワイト) 【この映画について】 『007/カジノ・ロワイヤル』に続くダニエル・クレイグ版007の第2弾。前作で初めて愛した女性・ヴェスパーを喪ってしまったジェームズ・ボンドが、復讐心に駆られながらも任務に臨み、巨大な犯罪組織と対決する姿を描いていく。 ダニエル・クレイグは前作同様、ジェームズ・ボンドを人間味たっぷりに表現。またアクションでも身体を張ったファイトシーンなどを披露している。本作のボンドガールを務めたオルガ・キュリレンコは、タフでどこか謎めいた魅力を持つカミーユを鋭く演じた。 監督は『チョコレート』のマーク・フォースター。人間ドラマを描くことに定評のある彼が、クレイグ版ボンドの魅力をより一層引き立てている。 (この項、gooより転載しました) 【この映画について】 007となったジェームズ・ボンド。彼は、ミスター・ホワイトをトランクに詰めたアストンマーチンで追っ手たちを振り切って、上司であるMが待つMI6本部に帰還した。 ミスター・ホワイトは、初めてボンドが愛した女性ヴェスパーを死に追いやった憎むべき存在だった。しかし、MI6の内部にも裏切り者がいた。想像以上に巨大な組織が背後にあることをボンドは知る。 捜査のためにハイチに飛んだボンドは、奇しくも知り合った美女カミーユを通じて、慈善団体グリーン・プラネットのドミニク・グリーンに接近する。表向きは環境保護を訴えるグリーンは、実は組織の幹部であり、豊富な天然資源を持つボリビアでのクーデターを企てていた。そのために、かつてはボリビアの独裁者であり、新政権によって失脚したメドラーノ将軍と手を組もうとしていた。 そんなメドラーノ将軍に両親と姉を殺され、家を燃やされたのがカミーユだった。復讐を果たそうとする彼女に、自身のヴェスパーへの思いを重ねるボンド。ボンドはボリビア駐在の諜報員フィールズやMI6を引退したマティスの手を借りて、グリーンを追いつめようとする。 しかし、私的な感情でエスカレートしてゆくボンドの行動はMのみならず首相までを激怒させ、さらにはCIAからも追われる身となってしまう。フィールズやマティスも殺された。 怒りを爆発させるボンドとカミーユは、グリーンとメドラーノ将軍が契約を交わすホテルへの潜入に成功する。最後の対決で、カミーユはメドラーノ将軍を倒す。逃亡するグリーンを追いかけるボンドは、彼を砂漠の真っただ中に置き去りにした。それが、ボンドとカミーユの手に入れた慰めの報酬だった。 本作は前作「カジノ・ロワイアル」の続編とまでは言えなくても、ボンドが復讐するという点でストーリーの継続性が感じられる。 ダニエル・クレイグ演じるボンドも馴染んできた。元々、ボンドを演じる前からクレイグの作品は数作観ていたので、彼がボンドに抜擢されたと知った時は驚いたが、彼の演技力ならアクションさえこなせれば問題無いと思っていた。実際に、本作では歴代ボンドとは異なるカラーが出ていた。 本作ではボンドと対決するマチュー・アマルリックの個性も光っていた。フランス訛の強い英語で、ボンドと堂々と渡り合っていた。「潜水服は蝶の夢をみる」での抑えた演技が印象に残っていたので、闇組織のボスという役柄はどうかと思ったが、これも中々ハマっていた。 脚本はアカデミー賞受賞歴のあるポール・ハギスが共同で書いているが、ボンド作品らしく世界をまたにかけた謀略などは良かったと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.02.24 23:12:57
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