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カテゴリ:野球全般
WBC日本代表28人が決まった。宮崎合宿に参加していた33人の候補から和田、松中(以上福岡ソフトバンク)岸、細川(以上埼玉西武)栗原(広島)の5選手が外れた。 原監督は「本当の意味でチームが結成された。28人をピックアップしたと考えた。強いチーム、勝つチームをつくる。この一点に集中してスタートしたい」と意気込んだ。 投手では岸と和田の2人、野手では前回大会の4番松中、細川、栗原の3人が最終メンバーに残れなかった。 <投手> し烈を極めた左腕レースは和田、内海、山口、岩田が当落線上に残り、前日の先発投手で国際大会経験豊富な和田が何故か外れた。 国際大会はほぼ未経験ながら、内海、岩田の出来は首脳陣の予想以上だった。前評判が高かった岸は、国際球への適応が遅れ、得意のカーブも制球が定まらず、本来の姿を取り戻せなかった。 <野手> 「4番・DH」の候補だった松中は、合宿3日目に左アキレス腱(けん)を痛め、守備、走塁練習を回避した。 栗原は貴重な右の強打者だが、オフの右ひじ手術の影響で一塁守備に不安が残る。細川は、守備面で昨シーズン終盤に痛めた右肩が万全ではないと「判断された」。 阿部は昨シーズン終盤に痛めた右肩が完治していないが、打撃力を買われてDHとしての起用も視野に入る。 亀井は外野の全ポジションがこなせる守備力を評価。内川は一塁、左翼を守れ、指揮官の「強化ポイント」とする貴重な右打者としての活躍が期待される。 <総論> 今回「落とされた5選手」の内4選手がパ・リーグでホークスとライオンズの2球団から落とされた。 ホークスの和田は何故か落とされて当落線上で一部では落選候補と見られていた内海は「読売枠」で生き残った。岸はWBC球への対応が遅れて納得の落選。 野手で「落選一押し候補」亀井が「読売枠」で選出された。緒方コーチの「外野守備のスペシャリスト」が欲しいとの一言での選出だが、「イチロー、青木、福留」のゴールドグラブ賞受賞者をチームでもレギュラーでない選手を守備固めに起用するのだろうか?不可解な選出には「読売枠」を行使してごり押ししたとしか考え辛い。 この亀井以下と宣告された元三冠王松中、広島の主砲栗原のプライドは本人も球団にも傷ついたことでしょう。 捕手の人選でも細川と阿部の選考で守備が満足に出来ない阿部をここでも「読売枠」で選出した。原監督は当落線上の自チームの選手をことごとく贔屓したことが明らかになった。 今回の28戦士選出に関して東北楽天の野村監督が独特のボヤキでこの人選を痛烈に批判している。 細川と松中については「オレが代表監督だったら、4番は松中、正捕手は細川」と公言していた。更に「しかし、何でやろうな。キャッチャーと4番、大事なところで2人が外れるのは?(原は)そこまで緻密なことを考える監督か?お坊ちゃんにしか見えないわ」と言いたい放題だったそうだ。 野村監督だけでなく千葉ロッテのバレンタイン監督も皮肉たっぷりのコメントを出している。落選者5人中4人がパ・リーグ出身者だったことについて、「パ・リーグには良い選手が沢山いる。今回はそういう選手を使わない決断をしたようだが、他の選手たちで勝ち進むことを願っているよ」と語っているようだ。 バレンタイン監督のこのコメントは、暗に当落線上の選手からパの4人を外したことを批判している。 この現役の2人の監督のコメントをどのように感じるかは人それぞれでしょうが、実は管理人もこの2人のコメントには賛成している一人です。 ■日本代表メンバー 投手 13名(パ8セ4大1) 涌井秀章(埼玉西武) 小松聖(オリックス) ダルビッシュ有(北海道日本ハム) 渡辺俊介(千葉ロッテ) 田中将大(東北楽天) 岩隈久志(東北楽天) 馬原孝浩(福岡ソフトバンク) 杉内俊哉(福岡ソフトバンク) 内海哲也(読売) 山口鉄也(読売) 藤川球児(阪神) 岩田哲也(阪神) 松坂大輔(ボストン・レッドソックス) 捕手 3名(セ2大1) 阿部慎之助(読売) 石原慶幸(広島) 城島健司(シアトル・マリナーズ) 内野手 6名(パ3セ2大1) 中島裕之(埼玉西武) 片岡易之(埼玉西武) 川崎宗則(福岡ソフトバンク) 小笠原道大(読売) 村田修一(横浜) 岩村明憲(タンパベイ・レイズ) 外野手 6名(パ1セ3大2) 稲葉篤紀(北海道日本ハム) 亀井義行(読売) 青木宣親(東京ヤクルト) 内川聖一(横浜) イチロー(シアトル・マリナーズ) 福留孝介(シカゴ・カブス) ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)
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Last updated
2009.02.25 22:52:54
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